マイクロチャネル技術による均一径エマルションを利用した精密酵素反応
Project/Area Number |
06F06625
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
Food science
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Research Institution | University of Tsukuba (2007-2008) National Agriculture and Food Research Organization (2006) |
Principal Investigator |
中嶋 光敏 University of Tsukuba, 大学院・生命環境科学研究科, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
YIN Lijun 筑波大学, 大学院・生命環境科学研究科, 外国人特別研究員
YIN Lijum 筑波大学, 大学院・生命環境科学研究科, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2006 – 2008
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2008)
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Budget Amount *help |
¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Fiscal Year 2008: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2006: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
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Keywords | β-カロテン分散系 / ナノ分散系 / 高圧乳化 / 溶媒置換 / ポリグリセリン系乳化剤 / リパーゼ / PGE / 粒径 / 粒度分布 / マイクロチャネル乳化 / タンパク系エマルション / 乳化剤 / βカロテン分散系 |
Research Abstract |
(1)高圧乳化によるβ-カロテン分散系の粒径および粒度分布変化:100MPa下では0.17μmから0.27μmの分散系が、10MPa下では1.16μmから1.59μmの分散系が得られた。同じ乳化圧下では同じ脂肪酸に属するPGE中でもグリセロールの長いものの粒径が顕著に減少した。 (2)胃・小腸モデル溶液中のPGEの種類による影響:重合度の高いグリセロールを乳化剤に用いた場合、分散系はより安定化する傾向が認められた。MO750を用いた分散系は消化反応中ほぼ安定であった。消化開始から2時間ですべてのサンプルでβ-カロテンの喪失が認められた。β-カロテンは粒径の小さい安定な分散系内でより化学的な安定性が高かった。小腸モデル溶液中では、分散系の粒径および粒度分布に顕著な変化は認められなかった。 (3)溶媒置換法によるβ-カロテン分散系の粒径および粒度分布変化:平均粒径は33.5nmから202nmであり、グリセロールの重合度の増大につれ平均粒径は減少した。β-カロテンの濃度変化は粒径および粒度分布に顕著な影響を与えなかった。作製したβ-カロテンナノ分散系は8週間にわたって平均粒径および粒度分布に関して安定であった。MOを用いた分散系での保持率は顕著に低下した。平均粒径はMO310を用いた分散系ではわずかに増加した。 (4)β-カロテンのナノ/マイクロ分散系のミセル化:一般にβ-カロテンの粒子径が小さい方が消化液から水相へのβ-カロテン移す効率が高くなる。消化の間にミセルに取り込まれるβ-カロテンの量はエマルション中の濃度に比例して増加した。
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Report
(3 results)
Research Products
(5 results)