関節リウマチ発症の原因遺伝子であるシノビオリンの遺伝子発現制御機構の解明
Project/Area Number |
06J01632
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Applied molecular and cellular biology
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Research Institution | St. Marianna University School of Medicine |
Principal Investigator |
藤田 英俊 St.Marianna University School of Medicine, 難病治療研究センター, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2006 – 2008
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2008)
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Budget Amount *help |
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2008: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | 慢性関節リウマチ / リウマチ滑膜細胞 / シノビオリン / プロモーター / 小胞体ストレス / ERSE / 遺伝子発現制御 / NF-κB / Synoviolin / 遺伝子発現 / アポトーシス |
Research Abstract |
慢性関節リウマチ(RA)では、滑膜組織における炎症とともに、滑膜細胞の顕著な増殖が関節破壊に重要である。正常な関節では、滑膜細胞の増殖とアポトーシスというホメオスターシスが保たれている。RAでは、このホメオスターシスがくずれ、滑膜細胞が過増殖すると考えられている。 近年、RA滑膜細胞の増殖とアポトーシスを制御する因子としてシノビオリンが同定された。シノビオリンは、マウスでの強発現により滑膜増殖性の関節炎を誘導する。逆に、発現抑制ではアポトーシスを誘導し、コラーゲン誘導性関節炎に対して抵抗性を示した。シノビオリンの発現制御機構については、恒常的な発現に必須な領域が同定されている。また、小胞体ストレスに応答する領域(ERSE)が同定され、実際に、小胞体ストレスによりシノビオリンの発現量が上昇することが培養細胞にて明らかにされている。しかしながら、詳細なシノビオリンの発現制御機構については明らかとされていない。 本研究では、シノビオリンの発現機構を明らかにすることを目的として以下のことを行った。シノビオリンのプロモーターに結合する新規因子を同定するために、大量のNIH 3T3細胞を培養して、その核抽出液を精製した。さらに、その核抽出液を用いた生化学的な精製実験、および、質量分析装置を用いた解析により、シノビオリンプロモーターに結合する新規因子を同定した。個体レベルでシノビオリンの発現制御機構を解析するために、シノビオリンERSEをGFPにつないだ遺伝子過剰発現マウスを作製したが、その発現は低かった。そのため、シノビオリンERSEをβ-galにつないだ遺伝子過剰発現マウスを新たに作製し、現在、バッククロスをかけている。さらに、シノビオリンの機能からその遺伝子発現制御機構を推測するために、シノビオリンと結合する因子を探索し、NF-κBを活性化する新規遺伝子を同定し、現在解析を行っている。
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Report
(2 results)
Research Products
(3 results)