超高速移動無線パケットアクセスにおける周波数領域等化処理に関する研究
Project/Area Number |
06J05299
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Communication/Network engineering
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
留場 宏道 Tohoku University, 大学院・工学研究科, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2006 – 2008
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2008)
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Budget Amount *help |
¥2,800,000 (Direct Cost: ¥2,800,000)
Fiscal Year 2008: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2007: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 周波数選択性フェージングチャネル / アンテナダイバーシチ / 時空間符号化 / HARQ / MC-CDMA / 周波数領域等化 / 周波数空間符号化 / オーバーラップFDE / STTD |
Research Abstract |
次世代移動無線通信では超高速パケットアクセスが主流になることが予想され,誤り訂正符号と自動再送要求を組み合わせたハイブリッド自動再送要求(HARQ)技術の採用が不可欠である.マルチキャリア符号分割マルチアクセス(MC-CDMA)とHARQの併用により厳しい周波数選択性フェージング環境下においても優れたスループット特性が得られることが知られている.一方,伝送特性を改善する技術としてアンテナダイバーシチ技術がよく知られている.私は以前に受信側での等化処理なしで受信ダイバーシチ合成を可能とする時空間符号化送受信ダイバーシチ(STBC-JTRD)を提案しだ.提案方式では伝送効率の低下を引き起こすことなく任意の数の送信アンテナが配置できるため,下りリンク(基地局→移動局)伝送に用いることで,複数アンテナを基地局に配置することで,移動局の複雑性を回避できる.しかし,これまでの検討はビット誤り率(BER)特性に限られており,スループット特性については明らかにしていなかった.そこで私は,ターボ符号化HARQを用いるMC-CDMAパケット伝送を対象に,STBC-JTRDによるスループット特性改善効果を明らかにし,従来の時空間符号化送信ダイバーシチ(STTD)よりも優れたスループット特性が得られることを明らかにした.ところで,STTDでは任意の送受信アンテナ数を実現するための送信符号の設計規範が存在するが,STBC-JTRDには,そのような設計規範が存在していなかった.そこで私は,STBC-TRDの送受信信号処理が送受信アンテナ数によらずに行列演算で表現できることを示し,STBC-JTRDの送受信信号処理はSTTDの送受信信号処理を送受信機で反対にしたものであることを明らかにし,STBC-JTRDの符号設計規範の一部はSTTDの符号設計規範そのものであることを明らかにした.
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Report
(3 results)
Research Products
(12 results)