Project/Area Number |
06J40022
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
General fisheries
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Research Institution | University of Toyama |
Principal Investigator |
山崎 輝美 (長井 輝美) University of Toyama, 理工学教育部, 特別研究員(RPD)
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Project Period (FY) |
2006 – 2009
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2008)
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Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 2008: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | 絶滅危惧種 / 生物多様性 / 保護 / 孵化酵素 / 凍結保存 / 生殖細胞因子 / 絶滅危具種 / マイクロサテライト / 生殖的隔離 / ボトルネック / 創始者効果 |
Research Abstract |
1)スナヤツメ北方種の産卵期(12〜2月)に人工授精を行い、飼育方法を検討した。スナヤツメの餌として、生息地に繁茂する水草を人工的に発酵させたものを初期餌料として与えた。この餌料を与えることにより、初期の生残率の低下を食い止めることができた。これらの個体群は現在(受精後4か月)も生存し、飼育下にある。 2)低濃度のトリプシン溶液を先に作用させて卵膜の外側を膨潤、溶解後に孵化溶液を作用させたところ、作用後2-3時間で孵化時同様に卵膜の一部が溶解し、更に3時間後にはピンセットで容易に外せるほどに卵膜が柔軟化した。卵膜除去された胚は、1/10steinberg液で培養し孵化期までの生存が可能であった。 3)スナヤツメ精子の凍結保存は、ドジョウで用いられている方法(Yasui et al.,2008)を参照して行った。その結果、メタノールを用いた群は、ドライアイス内で最長1分の保存までしか精子の活性が認められなかった。一方凍害阻害剤としてDMSOをもちいた群は、ドライアイス内で2分以上保存しても精子の活性が認められたが、直後に液体窒素に保存すると活性が認められなくなった。現在、凍害阻害剤としてグリセロールとウシ胎児血清(FBS)を検討中である。 4)スナヤツメ北方種の成熟卵巣よりtotal RNAを抽出し、様々な生物種に共通して存在する生殖細胞因子についてdegenerate PCRを行った。その結果、生殖細胞因子と思われる明瞭なバンドが得られたため、現在このバンドから得られたDNAをシークエンス解析しているところである。
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