Project/Area Number |
06J53253
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Urology
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Research Institution | Fujita Health University |
Principal Investigator |
佐藤 乃理子 Fujita Health University, 医学研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2006 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2007: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 腎細胞癌 / 抗体療法 / 腎癌特異的抗原 |
Research Abstract |
本学総合医科学研究所抗体プロジェクトにより作製されたヒト抗体ファージライブラリー(AIMSライブラリー)を用い、腎細胞癌特異的抗体の作製を目指している。3種の腎癌細胞株とこのライブラリーのスクリーニングにより343種類のファージ抗体を単離した。単離された抗体を用い、臨床検体(病理診断がすべて淡明細胞癌)の免疫染色を行い、2次スクリーニングを行った。その結果、複数の腎癌特異的と思われる抗体を選別した。これらの抗体は腎癌樹立細胞株でも強い陽性像を示し、腎癌特異的であることが示唆された。また、これら抗体が認識する抗原は免疫沈降法、マススペクトルメトリーにより同定されていた。このうち、特に注目すべきはEpidermal growth factor receptor(EGFR)を認識する抗体が4種類取得されたことである。これら4種類の抗EGFR抗体をscFv抗体からIgG型抗体に変換し、in-vitroにおける抗体の機能検索を行った。我々が取得した4種類の抗EGFR抗体は腎癌細胞株に対し、細胞増殖抑制効果、ADCC活性、リン酸化阻害の両方の機能を有していることが示された。しかし、個々の抗体により機能の強弱は違い、エピトープの違いにより、抗体の働きが違うのではないかと考えており、今後、さらにその解析を行っていきたいと考えている。現在、担癌マウスを用いたin vivoでの抗体機能解析を行っている。有望な成果が得られており、将来、腎細胞癌治療用抗体として期待できるのではないかと考えている。
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)