r過程近傍のエキゾチック原子核と超重核の原子核構造の研究
Project/Area Number |
07F07325
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
Particle/Nuclear/Cosmic ray/Astro physics
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
大塚 孝治 The University of Tokyo, 大学院・理学系研究科, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
GUO Lu 東京大学, 大学院・理学系研究科, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2007 – 2009
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2009)
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Budget Amount *help |
¥2,637,160 (Direct Cost: ¥2,637,160)
Fiscal Year 2009: ¥937,160 (Direct Cost: ¥937,160)
Fiscal Year 2008: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2007: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
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Keywords | 時間依存ハートリーフォック / 原子核集団運動 / 原子核密度汎関数法 / 原子核の回転運動 / ハートリーフォック理論 / TDHF / エキゾチック原子核 / 角運動量の保存 / 重イオン衝突 / RIビーム / 超重元素 / 時間依存ハートリーフォック法 / 原子核の首振り運動 / スキルム相互作用 |
Research Abstract |
本年度は、主に以下の3点の課題について研究活動をおこなった。 (1)本年度我々は、スキルム型平均場理論に基づいて相互作用するボゾン模型における回転質量項の微視的な記述をおこなった。スキルムハートリーフォック法によって生成されたポテンシャルエネルギー面から相互作用するボゾン模型の相互作用強度を決定することに成功した。この仮定にもとづいて、初めて、相互作用するボゾン模型における回転運動項の微視的起源を示した。さらに、質量項を取り込むことによって、サマリウムとガドリニウム同位体の回転バンドを再現することに成功した。 (2)ランタン同位体の基底状態の性質を鏡映非対称な相対論的平均場模型によって研究し、計算された結果は実験結果とよく一致することをしめした。質量数139(中性子数が魔法数82)において、アイソトープシフトの傾向に変化が見られた。質量数145から155の領域のランタン同位体に8重極変形が生じる可能性を示した。 (3)時間依存ハートリーフォック(TDHF)法を用いて、原子核の斜向回転運動の安定性を議論した。いくつかの条件下では、静的平均場理論によって斜向回転運動が安定と予言され、時間発展にともなって基底状態へ崩壊していくことを示した。
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Report
(3 results)
Research Products
(5 results)