Project/Area Number |
07F07469
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
補綴理工系歯学
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
石川 邦夫 Kyushu University, 歯学研究院, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
MUNAR M.L. 九州大学, 歯学研究院, 外国人特別研究員
MUNAR M. L. 九州大学, 歯学研究院, 外国人特別研究員
MUNAR M・L 九州大学, 大学院・歯学研究院, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2007 – 2009
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2009)
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Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 2009: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2008: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2007: ¥300,000 (Direct Cost: ¥300,000)
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Keywords | 生体材料 / 海綿骨 / 炭酸アパタイト / 骨吸収性 / 三次元多孔体 / 連通孔構造 / アパタイト |
Research Abstract |
前年度の検討により組成と構造が最適化された炭酸アパタイトフォーム(炭酸イオン含有量:約7%、連通孔気孔径:400~900μm)について、細胞(in vitro)および実験動物(in vivo)を用いた骨伝導性評価を行いました。ラットの骨髄由来細胞(BMC)を用いたin vitro評価によると、本研究で得られた炭酸アパタイトフォームは細胞毒性を示すことなく、播種されたBMCが材料表面やマクロポアーの内部にまで良好に接着・進展する様子が観察されました。また、材料上に生着した細胞は良好に増殖し、すみやかに分化に移行する挙動が観察されました。次に、日本白色家兎の頸骨に作製した骨欠損にこの炭酸アパタイトフォームを埋入し、in vivo骨伝導性を評価致しました。4週間埋入後の組織切片を観察すると、炭酸アパタイトフォームのマクロポアーの内部には新生骨が形成している様子が観察され、その近傍では骨芽細胞により活発に骨形成が行われている様子が観察されました。 また、埋入された材料の一部が破骨細胞により吸収されている様子も観察されました。以上の結果から、本研究で創製された炭酸アパタイトフォーム(炭酸イオン含有量:約7%、連通孔気孔径:400~900μm)は骨リモデリングサイクルに取り込まれる骨置換材料として極めて有用であると結論付けました。
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