現代日本における情報通信分野の産官連携とイノベーションモデルに関する研究
Project/Area Number |
07F07757
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
情報図書館学・人文社会情報学
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
田中 秀幸 The University of Tokyo, 大学院・情報学環, 准教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
JARVIS Steve 東京大学, 大学院・情報学環, 外国人特別研究員
STEVEN Jarvis 東京大学, 大学院・情報学環, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2007 – 2009
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2008)
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Budget Amount *help |
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 2008: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2007: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
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Keywords | 日本のICT技術システム / 独立行政法人 / ICT基準開発 / 東アジアICT開発 / イノベーション理論 / イノべーション理論 |
Research Abstract |
2008年度、私は、博士論文を本として出版するため、主として博士論文の全面的な加筆修正及び編集作業を行った。これには、独立行政法人や会社への取材や、その他の研究、情報の更新などが含まれる。この加筆修正作業は、技術革新のためのより効率的な組織造りとそこでの「インキュベーション・ビークル」の役割に関する私の理解がさらに深まったという点で、大変実りあるものとなった。さらに、この加筆修正作業の結果、私の研究の対象の重心は産業複合体というより広範な分野に移行することとなった。産業複合体に関する私の研究は、統合された技術システムとシステムの諸構成要素の建設の重要性に光を当てるものであり、また、日本の技術革新システムを強化する方法に関する研究でもある。私の研究は、現在、情報通信研究機構NICTを取り込んだ複合的な技術システムであるインキュベーション・ビークルと、技術システムのMETIの新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)との比較を行う、という次の段階へと移行している。産業複合体アプローチは、また、技術革新のイデオロギー的な側面をよりよく写しだし、日本は「消費者商品」産業複合体であるという私の自説を証拠立ててくれる。この点について、私は、日本社会情報学会JASI2008年度大会と、イタリアで行われたヨーロッパ日本研究学会の大会において、発表を行った。JASIでのペーパーは大会会報に発表されたが、現在これを基にした論文をThe Asian Journal of Technology Innovationの査読論文として投稿するため執筆中である。また、千葉大学と情報学環ITアジアコースにおいても、これらの研究を客員講師として発表している。加えて、私のWiMax基準に関する研究を前に進めるために、ICT技術システムに関する視点にも変更が加えられた。日本や他国におけるWiMaxの発展過程に関する研究の結果、長期的、戦略的な視点から見ると、WiMaxといった情報運搬層の発達よりも、IPv6といったネットワーク層における技術システムの開発が、より重要であるということが明らかになった。これは私が予測していた結果ではなかったが、ICT開発の位相の中で、資金と資源を費やすのに何処が戦略的に最も重要であるのか、に関する研究方法の精緻化という視点から非常に重要なプロジェクトであったと考える。
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)