Project/Area Number |
07J01091
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Condensed matter physics 1
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
坂本 英之 Osaka University, 理学研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2007 – 2009
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2008)
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Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 2008: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2007: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | ミューオン / イオン化冷却 / MICE実験 |
Research Abstract |
ニュートリノ振動パラメーターの精密測定およびレプトニックなCPの破れを見つけるための究極の手段としてミューオン蓄積リングを基礎とするニュートリノ・ファクトリ計画が考えられている。しかし、現在の加速器ではアクセプタンスが小さいため、大強度のミューオン・ビームを効率よく加速できない。計画実現のためには、ビーム冷却によりエミッタンスを縮小させることが必須条件である。これを解決する手段としてイオン化冷却法が提唱されている。しかし、原理こそ提唱されているものの未だ実証されていない。そこで実証実験としてMICE(Muon Ionization Cooling Experiment)実験が計画された。本研究の目的は、MICE実験においてこれまでに開発したMICE実験用SciFi飛跡検出器を用い、ミューオンのイオン化冷却法を実証することである。 本年度は、MICE実験用SciFi飛跡検出器1に対して宇宙線テストをおこない、予想された光量が得られることを確認した。2台目の組み立ても、英国ラザフォードアップルトン研究所にて完了し、宇宙線テストに向けて準備中である。またALICE実験用フレームワーク(DATE)を用いたデータ取得プログラムの動作確認も1台目の宇宙線テスト時に行った。ビームラインに関しては、ターゲットおよびマグネットのインストールが終了し、ほぼ全体が完成した。さらにビームを用いて、各粒子識別検出器、ビームプロファイルカウンター、飛行時間測定器TOFOの動作確認を行った。運動量ごとのプロファイルを取得し、ビーム収束用電磁石の調整を行った。
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