霊長類における攻撃交渉時の行動調整とスマトラ産ほ乳類26種の保全
Project/Area Number |
08F08412
|
Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
Ecology/Environment
|
Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
渡邊 邦夫 京都大学, 霊長類研究所, 教授
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
RIZALDI 京都大学, 霊長類研究所, 外国人特別研究員
RIZALDI 京都大学, 霊長類研究所, 外国人特別研究員
RIZALDI 京都大学, 霊長類研究所, 外国人特別研究員
|
Project Period (FY) |
2008 – 2010
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2010)
|
Budget Amount *help |
¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 2010: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2009: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2008: ¥300,000 (Direct Cost: ¥300,000)
|
Keywords | ニホンザル / 攻撃行動 / 発達 / スマトラ / 哺乳類 / 分布 / 順位 / ほ乳類 / 社会行動 / 分布変遷 / 保全 |
Research Abstract |
本研究は、ニホンザルの攻撃行動時に周囲の状況を見分けて適切な行動がとれるようになる能力がどのように発達してくるかを明らかにすることを目的にしている。これまでニホンザルの出生時から継続して観察を行い、当初の年齢層はすでに7才になった。ニホンザルが青年期に達して以降も、さまざまな行動の発達的変化が認められており、その観察を継続した。その中でマウンティングと呼ばれるオス同士で馬乗りをする行動が、オトナオスの第3者がいるときにより頻発することを見いだして、その結果を分析している。また母親の順位が変わると、すぐコザルの順位に反映されて順位が変化するが、その時の第3者の関与に関するデータを基に、分析を行っている。同じテーマで、京都府嵐山の野生群でも観察を行い、比較検討を行った。この結果は現在国際誌に投稿中である。スマトラ産ほ乳類の分布変遷については、生息地のさまざまな情報とあわせて分布変遷の分析を行っている。分析が終了次第、論文を投稿する予定である。また京都で開催された国際霊長類学会、およびヨーロッパ行動生物学会で成果の一部を発表した。
|
Report
(3 results)
Research Products
(4 results)