Project/Area Number |
08J02670
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
General fisheries
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
安部 智貴 Hokkaido University, 大学院・水産科学院, 特別研究員(D2)
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Project Period (FY) |
2008 – 2009
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2009)
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Budget Amount *help |
¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2009: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2008: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
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Keywords | チョウザメ / 卵成熟 / 排卵 / 生体外 / ニホンウナギ / 生体外卵生産 / 最終成熟 / プライミング |
Research Abstract |
チョウザメ類は、その卵に高い価値があり、経済的価値が極めて高い魚種である。しかし、近年、乱獲や生息環境の悪化などによりチョウザメ類の資源量は世界的に減少の一途をたどっている。チョウザメ類は、飼育環境下では自然産卵しないため、ホルモン投与により排精および排卵を誘起しているが、種苗の安定供給には至っていない。これまでに、我々は卵黄形成を完了したチョウザメから摘出した卵巣を培養し、卵成熟、排卵、受精および孵化に成功している。しかし、排卵率は季節により個体毎に大きくバラついた。そこで本研究では、季節変化に伴いホルモンが成熟および排卵に及ぼす影響について調べた。その結果、ホルモン無添加の対照群では成熟および排卵は誘起されなかった。ホルモン添加群では、成熟率は実験を通して100%だった。排卵はこれまで同様に17α-ヒドロキシプロゲステロン(17αOHP)とサケ脳下垂体抽出液(SPE)の単独または17αOHPとSPEの複合添加によって誘起された。排卵率は季節により上昇し、SPE単独に比べ複合添加群で排卵率が高い傾向にあった。また、2010年3月においてダウリアチョウザメではSPEの単独および複合添加で、ミカドチョウザメでは17αOHPの単独および複合添加で高い排卵率が得られたことから、既に高い成熟能および排卵能を有していると考えられた。一方、17αOHP単独では排卵しなかった卵母細胞でも、SPE単独および複合添加により排卵が誘起されたことから、SPEが排卵能を高めることが示唆された。
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Report
(2 results)
Research Products
(4 results)