細胞傷害反応を司る核小体因子Mybbplaの癌抑制機能の解析
Project/Area Number |
09J00388
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
General medical chemistry
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
黒田 貴雄 筑波大学, 生命環境系, 助教
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Project Period (FY) |
2009 – 2011
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2011)
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Budget Amount *help |
¥2,800,000 (Direct Cost: ¥2,800,000)
Fiscal Year 2011: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2010: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2009: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | Mybbpla / p53 / 核小体 / Mybb1a / アセチル化 / Mybbp1a |
Research Abstract |
本研究課題は、核小体因子MYBBP1Aによるp53活性化の分子機構の解明を目標としており、これまでに、(1)核小体内に存在するRNAによってMYBBP1Aは核小体内に係留されており、ストレスによってリボソーム RNA(rRNA)の転写が抑制されると核小体内のRNA量が減少し、その結果MYBBP1Aは核小体から核質へ移行する、(2)核質に移行したMYBBP1Aはp53に結合し、p53とアセチル化修飾酵素p300との間の相互作用を強化することで、p53のアセチル化を促進し活性かさせる、(3)リボソーム蛋白質L5(RPL5)とL11(RPL11)がrRNAの核小体外への輸送に必要であり、ストレスによる核小体内RNA量の減少と、それに続くMYBBP1Aの核質への移行とp53のアセチル化に関与していることを明らかにした。以上の結果をまとめた論文が、昨年2011年にThe EMBO Journalに採択された。 今年度は研究実施計画の通り、MYBBP1Aの生体内における機能を明らかにすることを目標に研究を行った。マウス各組織におけるMYBBP1Aの発現量を解析した結果、どの組織においてもMYBBP1Aの発現が確認され、特に肝臓、脾臓、精巣において発現量が高いことが明らかとなった。MYBBP1Aのノックアウトマウスを作製した結果、ノックアウトマウスは胎生8.5日以前の発生初期に致死であることが明らかとなった。この結果から、MYBBP1Aがp53の活性制御に加え、発生の初期段階において重要な役割を担っていることが明らかとなった。ノックアウトマウスが胎性致死であったため、コンディショナルノックアウトマウスの作製に取り組み、すでにキメラマウス作製を終えている。現在、様々な組織特異的に発現する、Cre マウスとの交配を行っている。今後、Mybbp1aコンディショナルノックアウトマウスが作製できれば、細胞傷害反応、癌抑制能を個体レベルで解析する予定である。
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Report
(3 results)
Research Products
(13 results)
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[Journal Article] Novel nucleolar pathway connecting intracellular energy status with p53 activation2011
Author(s)
Kumazawa T, Nishimura K, Kuroda T, Ono W, Yamaguchi C, Katagiri N, Tsuchiya M, Masumoto H, Nakajima Y, Murayama A, Kimura K, Yanagisawa J
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Journal Title
Journal of Biological Chemistry
Volume: 286(23)
Pages: 20861-20869
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Peer Reviewed
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