染色体工学を応用した次世代型遺伝子改変マウス作製技術の開発
Project/Area Number |
09J04255
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Laboratory animal science
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Research Institution | Tottori University |
Principal Investigator |
山口 繁幸 鳥取大学, 大学院・医学系研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2009 – 2010
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2010)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 2010: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2009: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | トランスクロモソミックマウス / 染色体工学 / ヒト人工染色体ベクター |
Research Abstract |
複数の遺伝子を導入できるMultiple Gatewayシステムを搭載した人工染色体ベクターと、効率的な子孫伝達が可能な遺伝子改変マウス作製法を併用することで、遺伝子挿入部位の位置効果による発現消失や宿主側の染色体上の遺伝子破壊をなくした上、サイズに関係なく複数の遺伝子・ゲノムを導入でき、効率的に子孫伝達するといった利点を備えたトランスクロモソミックマウスを作製することを目的に研究を進めている。本年度は、Multiple Gateway人工染色体ベクターへの効率的な遺伝子導入条件の確立と、そのベクターを用いた遺伝子導入細胞の作製について以下のように検討を行った。組換え酵素であるintegrase発現下で、外来遺伝子をMultiple Gateway人工染色体ベクター上に搭載するための至適導入条件を検討した。その結果、ほとんどの条件でintegraseによる組換え効率は、広く使用されているCre、FLPeと比較して高かったことから、integraseは遺伝子導入に適していると考えられた。また、Multiple Gateway人工染色体ベクター上にEGFP遺伝子を導入して得られたコロニーでは、均質な発現を示すコロニーが多かった。これは、Multiple Gateway人工染色体ベクター上の決まった箇所に遺伝子が導入され、挿入部位の位置効果を受けにくいためではないかと考えられる。また、Multiple Gateway人工染色体ベクターがマウスA9細胞に移入でき、A9細胞においてもintegraseが機能したことは、様々な細胞でこのsystemが使用できる可能性を示唆している。こうして定めた条件をもとに、昨年度作製したNanog RFP IRES Neo BACのMultiple Gateway人工染色体ベクター上への搭載を試みている。 本年度の目的の一つであった、Multiple Gateway人工染色体ベクターへの効率的な遺伝子導入条件の確立と、そのベクターを用いた遺伝子導入細胞の特性の検証を完了し、筆頭著者として2報の論文を投稿でき、本年度の研究実施計画を概ね達成できた。
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Report
(2 results)
Research Products
(7 results)