テクスチャ画像への情報埋め込みを利用した視覚的空間タグの生成
Project/Area Number |
09J06759
|
Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Media informatics/Database
|
Research Institution | Toyohashi University of Technology |
Principal Investigator |
大鳥 浩史 豊橋技術科学大学, 大学院・工学研究科, 特別研究員(DC2)
|
Project Period (FY) |
2009 – 2010
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2010)
|
Budget Amount *help |
¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 2010: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2009: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
|
Keywords | ビジュアルタグ / 情報埋め込み / テクスチャ生成 |
Research Abstract |
次世代のユビキタスコミュニケーション社会では、実世界のいたるところに埋め込まれたセンサーやタグなどが物体や場所の認識に用いられ、その内容に即した情報を提供してくれる環境が普及すると考えられている。本研究では実物体の画像特徴に基づいて任意の情報を画像としてコード化し、その印刷出力を実世界タグとして用いる技術について調査した。この新技術では、流通している携帯情報端末をリーダとして利用でき、またこのタグはカラープリンタで作成できるので、社会的なコストを殆ど伴わない技術普及が可能である。本研究の画像コードは、画像コードと背景の境界領域を連続にすることが可能なため、不可視の位置検出用のマーカを実現することで、より実物体の美観を損なわずに迷彩化が可能となり、さらに包装紙や壁紙としての利用が期待できる。しかしながら、画像コードと背景の境界領域が連続になると画像コードの領域を特定することが困難になる。そのため本年度は、画像マーカの位置を特定するための不可視の位置検出マーカについて調査した。その研究成果として青色成分を変調することでマーカとして用いる方法を提案した。人間の目には色を識別するための錐体細胞が3種類存在するが、主に青色成分に強く反応する錐体細胞は他の2種より数が少なく、青色成分の空間分解能が低い。つまり極小領域の青色成分を変調することで視認されにくいマーカを作ることが可能となった。しかしながら、背景画像に存在する領域をマーカとして誤認識することがあるため、アウトライヤーの除去が今後の課題である。
|
Report
(2 results)
Research Products
(6 results)
-
-
-
-
[Presentation] Robust Data Hiding on Texture Images2009
Author(s)
Hirofumi OTORI, Shigeru KURIYAMA
Organizer
Fifth International Conference on Intelligent Information Hiding and Multimedia Signal Processing
Place of Presentation
メルパルク京都(京都)
Year and Date
2009-09-12
Related Report
-
-