メダカTol1トランスポゾンの線虫C.elegans発生研究への応用
Project/Area Number |
09J07188
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Developmental biology
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
児玉 健 名古屋大学, 大学院・理学研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2009 – 2011
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2010)
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Budget Amount *help |
¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 2010: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2009: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
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Keywords | トランスポゾン / 形質転換 / 線虫 / Toll |
Research Abstract |
本研究では最近開発された新規脊椎動物トランスポゾン実験系であるメダカTol1を線虫C.elegansに応用することを目指しており、当面の目標はTol1が挿入された線虫系統の作成である。前年度はBombardment法を用いた形質転換系統作成とTol1トランスポゼースのコドン最適化を行ったが、いずれも期待したようなTol1トランスポゼース高発現につながらず、当初の予想よりもTol1の転移頻度が低いらしいことがわかった。そこで、生殖系列細胞で恒常的に高発現する遺伝子、pie-1のプロモーター領域、3'UTR領域を用い、complex array作製法により生殖系列細胞での恒常的Tol1トランスポゼース高発現系統の作製を試みた。pie-1のプロモーター領域、3'UTR領域を用いてpie-1p :: transposase :: pie-1 3' UTRを作製した。pie-1p :: transposase :: pie-1 3' UTR、pie-1p :: GFP :: pie-1 3' UTR、C.elegansゲノムDNAそれぞれを制限酵素切断して線状化した後、混合して生殖巣にマイクロインジェクションした。形質転換系統中でGFPを発現しているものをスクリーニングしたが、GFPを発現する系統は得られなかった。生殖細胞におけるTol1挿入頻度が現状では極めて低いと考えられ、本研究の成功には生殖系列細胞でのTol1転移率を飛躍的に高める方途を探る必要があると思われる。
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Report
(2 results)
Research Products
(4 results)