Project/Area Number |
10710130
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Educaion
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
猿田 真嗣 徳島大学, 大学開放実践センター, 助教授 (40226056)
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Project Period (FY) |
1998 – 1999
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1999)
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Budget Amount *help |
¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 1999: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1998: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
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Keywords | 大学開放 / 継続教育センター / ケロッグ・センター / ジョージア・センター / 戦略的計画 / 環境スキャニング / 宿泊型継続教育センター / 整備状況 / 物的・人的資源 / 教育的事業 / 非教育的事業 |
Research Abstract |
本研究では、米国における「宿泊型継続教育センター」(RCC)の系譜、全般的特徴、人的・物的資源の現状、教育的事業の概況、経営活動の実際などについて検討を行った。研究成果の一部は、日本生涯教育学会第20回大会(安田女子大学)において発表するとともに、全般的な成果を報告書にとりまとめた。研究成果の概要は以下の通りである。 (1)宿泊型継続教育センターの起源をデンマークの国民大学までさかのぼり、ケロッグ・センターが設置されるまでの歴史的系譜を整理した。米国のRCCは、「寄宿制」の成人教育とは異なる新たな伝統を創造しつつあることを指摘した。 (2)ケロッグ・センターを対象とするアンケート調査を実施し、回答の得られた4センターについて「カンファレンス・センター」としての特色を明らかにした。全てのセンターで集会サービスが行われているものの、教育プログラムを本格的に展開しているのはジョージア大学のセンター(ショージア・センター)のみであった。 (3)ジョージア・センターの事例から、RCCのアカデミック関連、非アカデミック関連の教育事業の概要をまとめた。米国の大学が培ってきた「非伝統的教育」の実践が、センター内で全面的に展開されていること、「貸し会議施設」とは一線を画する集会開発・支援機能を有する「教育施設」として機能していることを指摘した。 (4)ジョージア・センターの経営・管理機構、戦略的計画プロセスについて整理した。とくに「環境スキャニング」プログラムに注目し、その学術的背景、取り組みの現状を明らかにした。また、トップマネジメントの強化、職員参加の導入、職員の力量形成(SD)、プログラム開発への示唆など、経営上の意義を指摘した。
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)