1998 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
10710130
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
猿田 真嗣 徳島大学, 大学開放実践センター, 助教授 (40226056)
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Keywords | 宿泊型継続教育センター / 整備状況 / 物的・人的資源 / 教育的事業 / 教育的事業 / 非教育的事業 |
Research Abstract |
1. RCC整備の歴史的経緯と現状 ケロッグ財団が助成する宿泊型継続教育センター(residential conference center:RCC)について、その整備状況を跡づける資料収集ならびに資料整理を行った。ケロッグ財団は1951年以降の約半世紀の間に、12の大学にRCCを設置するための助成金を交付している。これまでの研究で、(1)1960年代には8センターが設置されるなど、一種のブームが見られたこと、(2)1984年にはシカゴ大学のセンターが閉鎖されるなど、ブームにかげりが見られたこと、(3)1990年代に入って2大学への助成がなされたが、、黒人大学や聴覚障害者の大学など、いずれも社会的な弱者のための大学であること、などが明らかになった。今後、そういった歴史的背景について、資料をもとに明らかにしたい。 2. RCCの物的・人的資源の現状 今日のRCCの施設・設備、組織の現状を明らかにするために、10のセンターを対象に質問紙への回答と資料の送付を依頼した。今後、調査結果ならびに資料にもとづき、RCCの物的・人的資源の現状を明らかにしたい。 3. RCCの教育的・非教育的事業と経営活動の実際 ジョージア大学継続教育センター(ジョージアセンター)の事例研究により、その教育的事業と非教育的事業の概要と両者の関係、さらには経営面の実際について明らかにするための資料収集と分析を行った。ジョージアセンターについては、研究成果の一部を、すでに研究論文として報告した。
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Research Products
(1 results)