Project/Area Number |
13J40093
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
General fisheries
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Research Institution | Nihon University |
Principal Investigator |
難波 亜紀 日本大学, 獣医学研究科, 特別研究員(RPD)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2015)
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Budget Amount *help |
¥3,960,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥660,000)
Fiscal Year 2015: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2013: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | インターフェロン(IFNγ) / ニジマス / qRT-PCR / アスコルビン酸 / ELISA / インタ-フェロン(IFFγ) / E. tarda / ワクチン / 細胞性免疫 / ウイルス / 抗病性 / 細胞内寄生性細菌 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、細胞障害性T細胞やマクロファージの分化や活性化など細胞性免疫機能向上効果を有するIFNγに着目し、水産養殖において重要なニジマスを用いてIFNγを指標とした抗病性評価法の確立を目的としたものである。昨年度は、伝染性造血器壊死症(IHN)に対する抗病性の向上効果が確認されている高濃度アスコルビン酸(AsA)を添着した餌料をニジマスに与えた結果、血中のIFNγ濃度が上昇することを確認した。しかし、IFNγのアイソフォーム毎の違いは判断できなかったため、本年度は、ニジマスを用いてIFNγ各アイソフォームおよび関連遺伝子の発現動態を解析した。昨年度と同様に高濃度AsAを与え、経時的に各臓器を摘出してqPCR法により発現解析を行った結果、脾臓組織ではIFNγ1の発現がAsA投与4日後に有意に上昇した。また、体腎組織においても投与4日後にIFNγ1および2の発現上昇が認められたものの、投与7日後には減少した。一方、比較対象として測定したtype I IFNでは、アイソフォーム毎に異なる増減がみられ、IFN-eおよび-fでは複数の臓器で発現の上昇が認められたのに対して、脾臓におけるIFN-eや-fの発現は有意に減少した。なお、AsAを投与した魚体では投与1日後から有意なAsAの組織蓄積性が認められた。また、IFNγの発現は炎症時にも増加することが報告されているが、炎症性サイトカインのTNFαやIL-1βは実験期間を通じて減少傾向を示し、AsAを投与した魚体では体内の炎症反応も抑制された状態であったと判断された。これらの結果は、IFNγはAsA投与により発現し、血中含有量も増加するものの、遺伝子の発現解析では経時的に変化するため評価が難しいことを示している。以上のことから、IFNγを指標とした抗病性評価法は、ELISAなどによる血中濃度測定評価が最適であると判断された。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(11 results)