近代東アジア世界のなかの朝清関係:「宗属関係」の実質に着目して
Project/Area Number |
15J06921
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
History of Asia and Africa
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Research Institution | Kyoto Prefectural University |
Principal Investigator |
森 万佑子 京都府立大学, 文学部, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2015-04-24 – 2018-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2017)
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Budget Amount *help |
¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2017: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2016: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2015: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
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Keywords | 朝鮮近代 / 中華 / 宗属関係 / 大韓帝国 / 外交 / 朴定陽 / 条約 / 朝鮮中華主義 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題は、19世紀末に朝鮮が中国との間で有していた宗属関係について、朝鮮からその関係を見るとどのようなものであったと言えるのかを明らかにし、近代東アジア国際関係の秩序構造に対する理解を再考しようとするものである。 本課題については、既に27年度に提出した博士論文、28年度の研究・調査を通して一定程度の新たな知見を得ていたが、朝鮮から見た宗属関係が、下関条約による廃棄を経て、その後の大韓帝国成立にいかに関わってくるのかという点については十分な議論をすることができなかった。そのため本年度は、その点の議論を大幅に補足して『朝鮮外交の近代-宗属関係から大韓帝国へ』(名古屋大学出版会、2017年)にまとめて出版した。 そして、拙著の成果を踏まえて9月下旬(京都大学)と3月上旬(島根県立大学)にそれぞれ報告し、隣接分野の専門家と意見交換をした。その過程で、宗属関係から大韓帝国までの変遷を俯瞰して見る際に、朝鮮の中華について研究を深めていかなければならないことが分かった。今後は、これまで以上に思想史研究や朝鮮以外の外交史研究の成果にも学びながら、朝鮮の近代外交の形成を論じる上で、朝鮮中華の概念や変遷についても検討していきたい。
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(10 results)