越境する霊性と身体―行から見る宗教の近代化と国際化の歴史記述
Project/Area Number |
15J12590
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Religious studies
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Research Institution | Nanzan University (2016-2017) Maizuru National College of Technology (2015) |
Principal Investigator |
栗田 英彦 南山大学, 宗教文化研究所, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2015-04-24 – 2018-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2017)
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Budget Amount *help |
¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2017: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2016: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2015: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
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Keywords | 近代日本宗教史 / 近代日本思想史 / 近代仏教史 / 新宗教運動 / 修養 / 身体技法 / 静坐 / 生長の家 / 近代仏教 / ヨガ / 宗教と教育 / メタフィジカル宗教 / 瞑想 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成29年度は、①静坐社資料の分析、②アメリカの人脈に関する補足調査および資料分析、③オーロビンド・アシュラムに関連する資料の分析および収集、④成果発表(国内外の学会での発表、論文の投稿、単著の出版)、以上の4点を計画していた。以下にそれぞれの実績を述べる。 ①静坐社資料に含まれる書簡の文字起こしを行い、分析を進めた。書簡からは、フランスの神智学徒イルマ・ド・マンツィアリと小林信子の交流や、ドワイト・ゴダードと鈴木大拙の関係性が明らかになった。これらの書簡の文字起こしデータは、英文雑誌Japanese Religionへ寄稿することが決定している。 ②については、①の作業の結果、新たな補足資料の収集よりも、上記資料の分析を行うことでドワイト・ゴダードとの交流の詳細を分析することが重要であると判断し、そちらを優先させることとなった。実施状況は、上記に包摂されることになる。 ③イルマ・ド・マンツィアリとの交流の詳細や小林信子のメモを分析することによって、オーロビンド・アシュラムとの関連を明らかにした。これについては、論文ないしは発表の形で公表する計画である。現地調査を行うため、オーロビンド・アシュラムともコンタクトをしていたが、先方の都合で渡航は難しくなった。年度内には実現できなかったが、引き続き交渉を継続していく。 ⑤主要なものとして、以下の成果発表を行った。静坐社の書簡のリストと解説を南山宗教文化研究所の『研究所報』に寄稿した。木下尚江の静坐実践に関する論文を投稿し、日本思想史学会の機関誌『日本思想史学』に掲載された。また、本研究課題の1年目に『宗教研究』で発表した論文が英訳され、英語版ジャーナルのに掲載された。口頭発表については、国内の学会および研究会で3つ、国際学会にて2つ行った。単著については29年度内の刊行はできなかったが、出版社が決定して、30年中に刊行予定である。
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(27 results)