Project/Area Number |
16700216
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Sensitivity informatics/Soft computing
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Research Institution | Tohoku University of Art and Design |
Principal Investigator |
結城 光正 東北芸術工科大学, デザイン工学部, 助手 (10347932)
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Project Period (FY) |
2004 – 2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥2,700,000 (Direct Cost: ¥2,700,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
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Keywords | 感覚 / 空間 / インターフェイス / 外的効力 / インデックス |
Research Abstract |
本研究は、人の感覚と空間に関する関係性を明らかにし、今後の幅広い分野のデザインに応用していくための基礎資料(デザイン指針)を作成することを目的としている。 今年度は、3つの段階を踏まえ、調査・研究を実施した。 第1段階として、本研究においてインターフェイス(装置)に該当する国内外のサンプル調査・選定を行い、計423を対象に昨年度設定した評価軸((1)人の感覚に刺激を与える外的効力、(2)人の感覚の分類)に基づき評価をし、外的効力と各感覚との影響関係(単一的影響関係/複合的影響関係)について定式化の上、整理・分析を行った。その結果、「人の感覚と空間に関するインターフェイスの関係」について、最もサンプル数の多いものは光と視覚の単一的な関係性に基づくものであり、一方、複合的関係性に基づくものは、各要素が他の外的効力と感覚を補う関係で成立していることが示された。 第2段階として、インターフェイスの大きさと人との間(距離感)における相関、及び時間軸という視点から各サンプルをチャート化(図表化)し、整理・分析を実施した。その結果、「インターフェイスの大きさと人との間」では、下記(1)〜(5)の現状における分布傾向が明らかとなった。(1)光と視覚・聴覚、風と視覚の間に比例関係が存在する。(2)光と触覚、水と視覚・触覚、風と触覚の関係には中間要素が欠けている。(3)中間要素のみの関係として水と聴覚がある。(4)複合化の要素が占める関係として光と聴覚・触覚、風と聴覚・触覚がある。(5)現代的な要素が占める関係として風と聴覚・触覚がある。なお、時間軸からの視点では、光と視覚との関係が各時代に分布していることは示されたが、詳細の分析は今後の課題である。 第3段階として、上記の結果を考慮し、23タイプのインターフェイスの実験的試案を制作した。 そして以上の結果と内容を、人の感覚と空間に関するデザイン指針の基本フレームとしてまとめた。
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