布と身体のかかわりから見た人間観・身体観の研究:インドネシアの出産・治癒の事例
Project/Area Number |
17J00441
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Cultural anthropology
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Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
棚田 早紀 金沢大学, 人間社会環境研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2017-04-26 – 2019-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2018)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2018: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Fiscal Year 2017: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
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Keywords | 文化人類学 / インドネシア / ロンボク / 民族誌 / 出産 / 治癒 / 身体 / 布 / 国際研究者交流 / 女性研究 / 地域研究 |
Outline of Annual Research Achievements |
■ 研究概要 本研究はインドネシア・西ヌサトゥンガラ州ロンボク島を調査地として、物質・身体への着眼から島先住のササクの人々の人間観・身体観を明らかにすることを目的とした。研究では、母子の健康づくりのための文化的習慣を通して胎児や乳幼児の人間性が育まれていく過程を民族誌的記述から考察した。従来研究では制度面から凌駕的に論じられることの多かったインドネシアの医療政策の導入側面に加えて、モノとヒトが織りなす社会関係が人間的な生の滋養に寄与することを指摘し、出産をめぐる人格概念・身体理解が近代的な疾病観を包含してきた現代的様相を明らかにした。 ■ 研究の方法 研究方法としてインドネシア語とササク語を用いた参与観察・聞き取りを主要手段とする文化人類学的フィールドワークを採用し、ロンボク島内の一般家庭を拠点とする現地滞在調査を通して民族誌資料を収集した。現地滞在中は儀礼参加や出産の立会いの他、女性への聞き取りを通して妊娠出産の儀礼や観念・行為の汎用性と個別性を検証しつつ、妊産婦の日頃の健康維持や乳幼児の健康管理に関する経験談を収集検証した。一般的な村民に加え、伝統的な産婆・呪医、助産院や病院の助産師・看護師等への聞き取りを行った。 ■ 平成30年度の研究経過・実績 平成30年4月~10月、平成29年度までの現地調査を通して収集したデータの整理分析を進めるとともに博士論文(英文)の執筆に取り組んだ。8月、インドネシア大学発行の文化人類学系の学術雑誌に論文(英文)を投稿し査読受理された。10月~11月、インドネシアでの補足調査を科研費で行なった。11月~12月、博士論文の執筆を進めた。12月、博士学位申請論文(英文)を提出し、金沢大学での国際シンポジウムにて研究成果を口頭発表(英語)した。平成31年1月、インドネシアでの補足調査を科研費で行うとともに博士論文の論文審査に係る口頭発表(英語)を行った。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(3 results)