Project/Area Number |
17J00941
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Special needs education
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Research Institution | Doshisha University |
Principal Investigator |
中西 陽 同志社大学, 心理学研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2017-04-26 – 2019-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2018)
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Budget Amount *help |
¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 2018: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2017: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 自閉スペクトラム症 / 社会的スキル / 尺度作成 / 社会的スキル訓練 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、すでに作成していた自閉スペクトラム症児の社会的スキル親評定版(Autism Social Skills Assessment for Parents: ASAP:中西・石川 2018)の追加検討(再検査信頼性と測定誤差について)を行うことで、本研究領域の課題である、ASD児の社会的スキルの測定の妥当性不足の問題の克服に取り組んだ。 具体的には、発達障害児の相談・支援機関からの協力を得て、対象となるASD児(37名)の保護者に2回に渡る質問紙調査を行った。また、ASDの比較対象として、小・中学校各1校でも保護者を対象に同様の質問紙調査を行い、一般的な子どものデータの収集を行った。その結果、十分に高いといえる再検査信頼性が確認され、本尺度における測定の安定性を示すことができた。加えて、測定誤差(Standard Error of Measurement: SEM)と尺度が検出可能な最小限の値(Smallest Detectable Change: SDC)を算出することができ、今後のASD児を対象としたSSTにおける効果の解釈の目安となる標準的データを示すことができた。 当初、本尺度の反応性の検討も計画していたが、上記の調査で、特にASD児のデータ収集に、期間(約10か月)と労力(連携機関との協力依頼や、対象児の保護者への説明のための出向など)を費やすことになったため、実践的な介入を要する尺度の反応性を検討することが出来なかった。 しかしながら、上記の調査で、尺度が作成されたため、多変量解析が可能になり、追加して行った調査会社への委託による質問紙調査(N = 392)では、一般的な子どものASD特性は社会的スキルを媒介し、友人関係における適応感に影響するというモデルを作成することができ、今後のASD児を対象としたSSTにおける理論的基盤を提案できるような成果を得た。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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