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正当化概念に関する包括的研究

Research Project

Project/Area Number 17J02698
Research Category

Grant-in-Aid for JSPS Fellows

Allocation TypeSingle-year Grants
Section国内
Research Field Philosophy/Ethics
Research InstitutionHokkaido University

Principal Investigator

木村 謙太  北海道大学, 理学院, 特別研究員(DC1)

Project Period (FY) 2017-04-26 – 2020-03-31
Project Status Completed (Fiscal Year 2019)
Budget Amount *help
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 2019: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2018: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2017: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Keywords統計的推論 / 科学モデル / 真理 / 真理概念 / 正当化 / アブダクション / 仮設演繹 / 類似性 / モデリング / プラグマティズム
Outline of Annual Research Achievements

今年度は、健康面等の問題もあったことから予定に比して研究の進度は落ちたが、そうした中で昨年度までの研究の成果報告の準備に主として注力した。そのため以下では、昨年度に記載した研究成果を再掲する:
①統計的推論に関してしばしば議論となる「統計的推論は演繹か帰納か」という問題に関して、仮説演繹法的ピクチャーを用いることによって解きほぐし、どちらか一方のみが利用されているとして理解することが不適切であることを示した。
②統計学における最も大きな対立として位置づけられる「頻度主義とベイズ主義の論争」に関して、特に以下の二点における混乱が論争を深刻化・不毛化させていることを示した:
(1)「主観的」「客観的」「不確実性」「価値中立性」という概念群について、両立場ともに各概念を曖昧なままに扱うことが多く、それによってそれぞれの立場で各概念の意味を異なった仕方で扱うことが頻出している。
(2)「検定を用いるか否か」「頻度データの尊重」「広義の〈事前情報〉の重視」といった、幾つかのしばしばいずれか一方の立場を示す本質的テーゼであるかのように扱われてきた――すなわちいずれか一方の立場しか採用できないかのように扱われてきた――ものは、実際には本質的なものではない。
③特に統計的推論における「真理」概念に関して、カント、ポパーといった歴史上の哲学者や、ボルツマンやシュレティンガーのような歴史上の物理学者の著作から、統計的推論を理解する際に重要となりうる区別を引き出せることを示した。

Research Progress Status

令和元年度が最終年度であるため、記入しない。

Strategy for Future Research Activity

令和元年度が最終年度であるため、記入しない。

Report

(3 results)
  • 2019 Annual Research Report
  • 2018 Annual Research Report
  • 2017 Annual Research Report

URL: 

Published: 2017-05-25   Modified: 2024-03-26  

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