Project/Area Number |
17J05822
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
General medical chemistry
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Research Institution | The University of Tokyo |
Research Fellow |
千野 遥 東京大学, 大学院医学系研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2017-04-26 – 2019-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2018)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2018: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2017: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 選択的オートファジー / 小胞体 / 天然変性領域 / オートファジー / 選択的基質 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、選択的オートファジーの新規の基質を同定することを通して選択的オートファジーの生理的意義を解明することを目的としている。オートファジーは飢餓で誘導され、エネルギー供給のために細胞質成分を非選択的に分解するバルク分解系と考えられてきたが、特定のタンパク質や細胞内小器官が選択的にオートファジーで分解されることが知られてきた。この選択的オートファジーにより細胞内恒常性が維持されている。 新規の選択的基質を同定することは選択的オートファジーの理解を深める上で重要である。今回、我々は選択的基質がオートファゴソーム膜上のタンパク質であるLC3とLC3結合部位依存的に結合する性質に着目し、LC3結合部位認識不全体と野生型の結合差分解析を行い、新規の小胞体オートファジーのレセプターTEX264を同定した。TEX264は小胞体膜タンパク質で、飢餓でオートファゴソーム上に誘導されオートファジーによる分解を受けていた。小胞体オートファジーの活性測定のためのレポーターを作製し、TEX264のノックアウト細胞では小胞体オートファジーが顕著に抑制されることから、TEX264が小胞体をオートファゴソーム上に誘導し分解する小胞体オートファジーの新規レセプターであることが分かった。既に報告されている小胞体オートファジーレセプターとの機能や生体内での発現量を比較することで、TEX264が最も効率よくLC3やそのホモログと結合し、生体内でユビキタスに発現する主要な小胞体オートファジーレセプターであることを示した。小胞体の表面にはリボソームが存在するために、小胞体とオートファゴソームの間に大きな隙間がある。しかし、TEX264は自身がもつ長く柔軟な天然変性領域を利用して小胞体とオートファゴソームの膜を繋留していることを明らかにした。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(9 results)