Project/Area Number |
17J08823
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Education
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
宮本 雄太 東京大学, 教育学研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2017-04-26 – 2020-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2019)
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Budget Amount *help |
¥2,800,000 (Direct Cost: ¥2,800,000)
Fiscal Year 2019: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2018: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2017: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 集まりの時間 / 4歳児 / 保育者の関わり / 幼児の参加 / 幼児の視点 / 集団一斉活動場面 / 参加 / 主体 / ケア / 自己調整機能 / 主体性 / 聴くこと / 両義性 / 質的変容 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は4歳児集まりの時間における保育者の関わりと幼児の参加過程から幼児の主体性・ケア性を検討する3年間の研究である。初年度にデータを収集し、2年目にデータを分析し学会発表を行い、最終年度である本年度は、5つの研究のデータの再分析と論文化を実施した。 ①“ゲーム遊び”“話し合い”“絵本”の3場面における4名の保育者個々の意識と保育者集団の対話による意識の変容を検討し、幼児の主体的な参加を企図する保育者の共通意識が示された。また、保育者集団の語りから自他の思いに揺れる幼児集団の難しさが「面白さ」として変化することで気持ちを調整する過程が示された。②“ゲーム遊び”のリズム遊び「だれだれだーれ」での幼児の参加を言動の期別変化から量的質的に検討した。対象33事例を分析し「単純発話」の表出傾向は高く、「推測」「応答希求」「意味提示」という高度な発話は期を経るごとに増えることが示された。③“話し合い”の合意形成場面における幼児の参加を会話構造の変化から量的質的に検討した。対象82事例を分析して、集団内外の対話と集団を超えていく姿勢との関連の中で、複数集団の存在が発話連鎖を誘発することが示された。④“絵本”における幼児の参加について、絵本読後に対話を行い再度絵本に立ち戻る“絵本の読み合い対話”から幼児の対話の変化を量的質的に検討した。対象4事例を分析し、絵本の読み合い対話が絵本世界の捉え直しや幼児の生活経験との対応関係を深めることが導出された。⑤行事“生活発表会”の過程での幼児の言動の変化から幼児の参加を質的に検討した。結果、クラスの物語を作る合意形成過程を通してやりたい役と話の関係を捉える「望ましさ」の段階、望ましさを追求し形にする「実現可能性」の段階、個々の「実現可能性」をすり合わせてクラスの物語を創る「達成可能性」の段階が示された。 これらを踏まえ、博士論文を執筆しているところである。
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Research Progress Status |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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