Project/Area Number |
18H00241
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
2130:Astronomy, earth and planetary science and related fields
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Research Institution | Osaka Kyoiku University |
Principal Investigator |
IMURA YURI 大阪教育大学, 附属学校園, 教諭
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2021)
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Budget Amount *help |
¥530,000 (Direct Cost: ¥530,000)
Fiscal Year 2018: ¥530,000 (Direct Cost: ¥530,000)
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Keywords | 高等学校 / 屋久島 / 花崗岩 |
Outline of Research at the Start |
本校では、2017年度から2年生研修旅行のコースに屋久島が組み込まれた。屋久島は、その美しい景観から世界自然遺産に登録されている一方で、多様な地質構造が観察できる名所でもある。屋久島の中央部の山岳地帯は1つの大きな花崗岩からなり、古第三紀~中期中新世に100万年程度の比較的短い期間で生じたと考えられている。 本研究では、研修旅行における屋久島での登山および班別活動を地球科学の研究に触れる機会ととらえ、生徒達が登山の際に複数のコースの複数の地点で放射線量を測定することを試みる。探求の過程をたどらせることによって、学習指導要領に記載されているように、生徒に科学の方法を習得させることが期待できる。
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Outline of Final Research Achievements |
本研究では、研修旅行における屋久島での登山および班別活動を地球科学の研究に触れさせる機会ととらえ、探求の過程をたどらせることによって、学習指導要領に記載されているように、生徒達に科学の方法を習得させることを目的としている。台風や新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けて屋久島での研修旅行は実施できていないが、派生した取り組みにより、自然放射線強度の測定は、生徒の興味を引き出すとともに、測定時の注意点、データのばらつきや平均値の扱い方について学習できる良い題材であることが検証できた。
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Academic Significance and Societal Importance of the Research Achievements |
雨天であったが、屋久島にて興味深い予備データが得られた。今後の研修旅行で生徒とともに追加のデータを収集し、成果を発表したい。他方で、購入した3台の測定器を用いて、屋久島代替コースで訪問した温泉地などで生徒自ら自然放射線強度を測定したことに加えて、地学部の生徒達が花崗岩の放射線強度に興味を持ち、研究テーマを立ち上げるなど、波及効果も現れた。本研究を通して、生徒隊が自ら課題を設定し、研究に取り組む姿勢を育成することができた。
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