捕食ー被食関係を考慮した全球規模の多様性形成プロセスの解明
Project/Area Number |
18J00093
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Ecology/Environment
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Research Institution | The University of Tokyo (2019-2020) University of the Ryukyus (2018) |
Research Fellow |
中臺 亮介 東京大学, 大学院農学生命科学研究科, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2018-04-25 – 2021-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2020)
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Budget Amount *help |
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2018: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | 食性幅 / 緯度勾配 / 体サイズ / 森林回復 / 蝶類 / カエデ / ハマキホソガ / 被子植物 |
Outline of Annual Research Achievements |
捕食ー被食関係が多様性形成プロセスに与える影響を解明するため、複数のシステムを対象として、研究を行っている。日本産蝶類の多様性形成プロセスをより深く理解するため、生活史情報の収集を行っており、今後データペーパーとして論文にまとめる予定である。日本産蝶類の生活史情報と局所的な蝶類群集の情報を組み合わせることで、蝶類群集の形質の季節性について予備的な解析結果を得ており、今後これらの結果を元に地球温暖化の影響を考慮することで、将来の多様性パターンの予測が可能となるだろう。 数理生態学的なアプローチから、捕食と被食関係がどのように時間的に変動し、それぞれの種の存続性や全体としての多様性に影響を与えるかについてシミュレーションを実施し、予備的な解析結果を得た。また、群集組成の時間変化を個体の生残に着目して解析する多様性指標を開発し、既存データに当てはめてその有用性を示した。さらに、国際共同研究の一環として、ウガンダの人為攪乱後の森林の回復に伴う蝶類群集の変遷過程を解明する研究を行った。 今後はこれらの知見で得られた内容から捕食ー被食関係が多様性形成プロセスに与える影響について、個々の系の共通性と相違性についてまとめ、捕食ー被食関係を考慮することによって、これまでに多様性研究の中で見逃されてきた点について整理する予定である。まとめた内容については学会発表もしくは学術論文として総説として発表する事を計画している。
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Research Progress Status |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(21 results)