バングラデシュ北東部の湿地におけるスナドリネコと人との関係
Project/Area Number |
18J01133
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Environmental and ecological symbiosis
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Research Institution | Tokyo Metropolitan University |
Research Fellow |
鈴木 愛 東京都立大学, 都市環境科学研究科, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2018-04-25 – 2021-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2020)
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Budget Amount *help |
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2018: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | スナドリネコ / バングラデシュ / ハカルキハオール / 食肉目と人との軋轢 / 保全生物学 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、バングラデシュ北東部の内陸湿地の住民とスナドリネコの関係を多面的にとらえ、軋轢だけでない側面を明らかにすることで、住民によるスナドリネコの捕殺を減少させることを最終目的とする。特に地域住民の食料確保に着目し、スナドリネコが及ぼす「損失」と「利益」の両側面を明らかにした。
その結果、住民による認識は、他の食肉目と比較すると、スナドリネコによる家禽の損失の頻度・深刻度はそもそも少ないとされていることがわかった。また、スナドリネコのフン分析の結果も住民の認識を支持した。しかしながら、スナドリネコを捕殺しようとする意図は強く、経済的損失や家禽に関するリスク認識のみでは住民の捕殺行動を説明できないことが明らかになった。
そこで、経済的に合理性のある対策では、捕殺の減少には結びつけられないと考え、スナドリネコの捕殺に関する社会的な規範についての検討を進める予定であったが、COVID-19の影響により、地域に入ってのインタビュー調査が不可能となった。一方、スナドリネコの保全策を検討するための調査地域および周辺の丘陵地の生息調査や土地利用の変化の調査については、森林局の協力により予定以上に進んだ。今後、COVID-19の状況が落ち着き次第、森林局とのワークショップを重ねて内容を協議した後、景観レベルでの保全計画案として出版する予定である。
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Research Progress Status |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(1 results)