Mechanism of unrealistic temporal self-appraisal: Viewpoint from cross-cultural comparisons
Project/Area Number |
18J01883
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Social psychology
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
千島 雄太 京都大学, こころの未来研究センター, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2018-04-25 – 2021-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2020)
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Budget Amount *help |
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2018: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | 自己評価 / 文化比較 / 時間的展望 / 文化心理学 / 時間的自己評価 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、 3つのデータセットを取得し、時間的自己評価の文化差に関して証拠を示した。 1.前年度、日米比較調査としてTime 1に回答した者のみを対象としてオンライン縦断調査(Time 2)を行った。分析の結果、アメリカ人は、実際の人生満足感の変化にかかわらず、振り返った時に過去よりも満足感が上昇したことを報告していたが、日本人では振り返った際の評価が、実際の変化と同等になっていた。この文化差は、人生のコントロール感が媒介しており、北米圏でコントロールの感覚が顕著であることが、評価のバイアスの背景になっていることが明らかにされた。 2.コントロール感を実験的に操作することによって、主観的な改善の感覚が上昇するのかについて検討を行った。実験参加者は、高コントロール条件と低コントロール条件にランダムに割り当てられた。分析の結果、日本人において、高コントロール条件ほど人生満足感の主観的な上昇が顕著であった一方で、アメリカ人ではその効果は示されなかった。ここから、コントロール感の高さを実験的に高めることで、日本人においても主観的な改善の感覚が高まることが示された。 3.元々の研究計画にはなかったが、新型コロナウイルスの蔓延を踏まえて、日本人のみを対象として時間的自己評価に関する追加検討を行った。時間的自己連続性を高める課題として、未来の自分との手紙を用いて、ネガティブ感情との関連を検討した。実験参加者は、「未来への手紙条件」、「未来からの手紙条件」、「統制条件」にランダムに割り当てられた。分析の結果、「未来への手紙条件」と「未来からの手紙条件」で同程度のネガティブ感情の減少が認められた一方で、「統制条件」では大きな変化は認められなかった。媒介分析の結果、手紙を書くことで「現在の状態はずっとは続かない」という認識が高まったために、ネガティブ感情が軽減されたことが示された。
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Research Progress Status |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(14 results)