Project/Area Number |
18J11551
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Educational psychology
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
山川 真由 名古屋大学, 教育発達科学研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2018-04-25 – 2020-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2019)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2019: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2018: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 創造的問題解決 / 共通点の探索 / 固定的な見方の解消 |
Outline of Annual Research Achievements |
関連性の低い2つの対象間に共通点を探索することが,固定的な見方の解消に有効であることを検討する研究を行った。2018年度に引き続き,関連性の低い2つの対象間に共通点を発見する際に,どのような認知プロセスが生じているのかを検討した。関連性の低い2つの対象間に共通点を発見するためには,それぞれの対象がもつ特徴を多く探索し,共通点となる特徴を発見する必要がある。このようなプロセスを有する別の課題との関連を通した検討を行った。 実験1では,対象がもつ特徴を多く探索する必要がある別の課題として,カテゴリ列挙課題を取り上げ,2つの課題の関連を検討した。カテゴリ列挙課題は,ある対象が属するカテゴリをできるだけ多く挙げることが求められる課題である。実験の結果,共通点探索課題において共通点を多く発見できる人ほど,カテゴリ列挙課題においてカテゴリを多く列挙することができることが示された。なお,この実験は,2018年度に同様の目的で行った実験の問題点を改善して行ったものである。 実験2では,さらに別の課題として,カテゴリ判断課題との関連を検討したが,この課題と共通点探索課題には関連はみられなかった。カテゴリ判断課題は,ある事物があるカテゴリの成員としてみなせる程度を判断する課題である。特に,あるカテゴリの成員として,一般的には典型性が低いとされる事物に対して,カテゴリの成員としてみなせる程度がどのくらいかということに焦点を当てた課題である。この課題では,対象のもつ特徴を多く探索することが求められる状況ではなかったため,関連がみられなかったと考えられる。 2つの実験から,関連性の低い2つの対象間に共通点を探索するためには,対象の特徴を多く探索する必要があることが示唆された。今後の研究では「共通点の探索」を活用した創造的思考の促進,ネガティブな出来事の捉え直しを検討する。
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Research Progress Status |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(7 results)