Project/Area Number |
18J12519
|
Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Area studies
|
Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
中村 友香 京都大学, アジア・アフリカ地域研究研究科, 特別研究員(DC2)
|
Project Period (FY) |
2018-04-25 – 2020-03-31
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2019)
|
Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2018: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
|
Keywords | 南アジア地域研究 / 医療人類学 / 慢性の病い / 糖尿病 / 病いの語り / ネパール / 薬剤 / 病いをめぐるコミュニケーション / 近代医療 / 身体 / ケア |
Outline of Annual Research Achievements |
2019年度は主に調査、研究成果の発表を中心に行った。まず糖尿病患者による薬剤とのかかわり方に関する研究成果については、副作用に着目したものを日本文化人類学会で、薬剤の性質の社会的文化的解釈に関する分析を2019年度第1回ネパール・ヒマーラヤ研究会で、さらに儀礼参加へのかかわりの視点からの考察を第52回南アジア研究集会にて発表した。 第二に、糖尿病をめぐる病因論、糖尿病のものであると認識される症状、有効とされる治療法、糖尿病に関わる概念、食べ物にまつわる認識と食事法について考察したものを、2019年度南アジアセミナーにて発表した。 第三に、糖尿病患者とその周囲の人々がいかに病いの経験を語り、共有するのかについて、その方法や有意味な点について2019年第4回ネパール・ヒマーラヤ研究会にて発表を行った。 報告者は以上の調査及び研究をまとめ、さらに検討しなおしたものを博士課程学位論文として京都大学に提出し、2020年3月に学位(地域研究)を取得した。またこれらの学業・研究業績から、第10回日本学術振興会育志賞を受賞した。 加えて報告者は、研究対象地域である西ネパールの医療状況や社会・文化的背景をより詳しく理解するために、当該地域に住む先住民族であるタルーの人々の保健医療状況に関する調査を行ってきた。そのうち、ネパール・タルーにおける鎌状赤血球症の歴史と患者ら経験をめぐる調査の結果の一部を、第11回INDAS国際会議や第11回みんぱく若手研究者奨励セミナーで発表し、みんぱく若手研究者奨励セミナー賞を受賞した。
|
Research Progress Status |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
|