Project/Area Number |
18J23015
|
Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Communication/Network engineering
|
Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
中島 康雄 名古屋大学, 工学研究科, 特別研究員(PD)
|
Project Period (FY) |
2018-04-25 – 2021-03-31
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2020)
|
Budget Amount *help |
¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 2020: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Fiscal Year 2019: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Fiscal Year 2018: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
|
Keywords | 通信 / 確率共鳴 / 雑音 / 低分解能回路 / チャネル推定 / 信号復調 / 理論解析 / モデル化 / 復調方式 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では,雑音を利用することで性能が向上する減少(確率共鳴)を通信分野へと応用し,省電力・高感度な通信システムを構築することを目指す.これまでの研究では,分解能がわずか1bitしか無い簡易な回路と雑音を組み合わせた受信機について,システムの理論的な表現や,それを利用した信号復調手法について検討を行ってきた.また,提案受信機の具体的な応用例として,1bit A/D変換器を用いたマルチアンテナ受信機について検討を行ってきた. 本年度は,提案手法を用いる場合における,通信路変動に対する対処法について検討を行った.無線通信における通信路は,時間的に信号の減衰量や位相回転量が変動するため,信号復調時にはこれらのパラメータを考慮する必要がある.前年度までの検討では簡単のためにこれらのパラメータが受信機側で既知であるとしていたが,本年度では受信機がこれらのパラメータを未知である状態での信号復調手法について検討する.通信路情報は,受信機側で既知の信号を送信することで推定を行う手法が一般的である.しかし,提案手法においては分解能が1bitの出力から,これらの推定を行う必要がある.そこで前年度に作成した,システムの理論モデルを用いることで,1bitの出力から通信路情報の推定を行う手法を提案した.提案した理論モデルを用いたパラメータ推定手法及び信号復調手法を用いた結果として,通信路が変動する場合においても,推定用信号の長さに応じた誤り率特性での通信ができることをシミュレーションによって示した.
|
Research Progress Status |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Report
(3 results)
Research Products
(11 results)