女性がんサバイバーの心理的適応をアシストする看護介入「アプリ」の開発
Project/Area Number |
18K10334
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58060:Clinical nursing-related
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Research Institution | Tokushima Bunri University |
Principal Investigator |
上田 伊佐子 徳島文理大学, 保健福祉学部, 教授 (90735515)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
雄西 智恵美 大阪歯科大学, 歯学部, 特任教授 (00134354)
太田 浩子 川崎医療福祉大学, 保健看護学部, 講師 (90321207)
小野 美穂 岡山大学, 保健学研究科, 准教授 (20403470)
小林 郁典 徳島文理大学, 理工学部, 准教授 (90248328)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2018: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
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Keywords | 女性がんサバイバー / 心理的適応 / アプリ開発 / 女性性 / 女性がん / がんサバイバー / アプリケーション |
Outline of Annual Research Achievements |
乳がんや子宮(体・頸)がん,卵巣がんなどの女性がんサバイバーは妊孕性の問題やパートナーとの関係性などの「女性性」に絡む多くのストレスを抱えており、その心理的適応に向けた支援は喫緊の課題である。女性がんサバイバーの心理的適応には「女性としての生き方の拡がり」を得ることが重要である。研究者らはこれまで「女性としての主体性」「ヘルスリテラシー」「ソーシャルキャピタル」の3つの力をアシストするWebアプリケーションとして「女性がんサバイバー心理的適応アシスト・アプリ」(以下、アプリ)の開発に挑み、コンテンツの体系化とプロトタイプを検討してきた。 2021年度はセキュリティの強化の視点からアプリのコンテンツを再構成し、①こころに気づく、②こころの変動を見る、③点数をUpするためのヒントを得るの3点とした。①の「自分のこころに気づく」は今回尺度開発した「女性がんサバイバーの心理的適応尺度(こころのものさし)」に回答することで、心理的適応状況を点数化することができる。「誰かとつながっている(4項目)」「女性としてくすぶらないでいる(4項目)」「等身大の私でいる(4項目)」「悲観から卒業している(4項目)」の4下位因子からなる。②の「こころの変動を見る」は、①の回答に連動して点数がグラフ化されたものである。過去の点数も表示されるため、女性がんサバイバーは、自分のこころの変動を可視化でき、それを主治医や看護師とのコミュニケーション・ツールとして使用することも可能である。 2022年度は前年に引き続き、セキュリティの強化の視点からアプリのコンテンツを再構成した。③の「点数をUpするためのヒントを得る」には、女性がんサバイバーの生の声を追加更新した。以上、心理的適応をアシストするアプリケーションの作動性を研究者間で検討し、おおむね確認できた。2023年度は本アプリを対象者に試用し、その操作性をさらに改良して完成させる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
2022年度は心理的適応をアシストするアプリケーションの作動性を研究者間で検討した。 COVID-19の影響で研究協力病院への立ち入り、および、患者への接触が制限され、研究ができない状況が長く続いた。心理的適応をアシストするアプリケーションの開発の開発に至っていないことから、遅れていると判断する。
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Strategy for Future Research Activity |
アプリのプロトタイプと作動性の確認ができたことから、本アプリを患者に試用してもらい,その効果とユーザとしての使いやすさや確かめる。がん看護専門看護師や主治医にも使用効果について意見をもらう。アプリの操作性を改良し、アプリを完成させる。
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Report
(5 results)
Research Products
(9 results)
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[Presentation] がん治療に対する納得の尺度開発2020
Author(s)
今井芳枝,雄西智恵美,荒堀広美,川端泰枝,町田美佳,徳永亜希子,榎本葵,森美樹,上田伊佐子,板東孝枝,髙橋亜希,阿部彰子
Organizer
第35回日本がん看護学会学術集会
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