Budget Amount *help |
¥1,710,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2008: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2007: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
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Research Abstract |
本研究は,調査1「障害児・者の現状」と調査2「CBRボランティアワーカーのニーズ」から構成される第1研究「障害児・者の現状からのCBR支援内容の検討」と,第2研究「CBRの導入の効果と今後の課題」から構成された。2007年8月に予備調査,2007年12月,2008年3月に介入前の初期評価,2009年3月に介入後の最終評価を行った。なお,2008年3月・8月,2009年3月には,CBRボランティア養成ワークショップを行った。 第1研究調査1より,障害発見の遅れや医学的な関わりへのアクセスの乏しさ,村の障害児・者は,家族や親戚,近隣住民からの支えがあると生活をしやすいと感じている,障害児・者は活動・参加の機会を望んでいる等が明らかとなった。第1研究調査2より,CBRボランティアワーカーは,訓練・介助方法等の実践面と正常発達,福祉機器等の知識面に渡る,広い範囲を学びたいと考えていた。障害児・者宅訪問の際にかかる交通費に不安を感じる者がおり,障害児・者に関する知識の普及への意欲が高く,村での普及活動の必要性を認識していた。 そこで,CBRボランティア養成ワークショップは,第1研究調査1と調査2の結果を参考にテーマを決定した。第2研究は,CBRに関する教育を受けたCBRボランティアワーカーが村に在住する障害児・者へのボランティア活動を行った。このボランティア活動前後での障害児・者の状況の比較を行った。その結果,ADLとQOLに統計的有意差は認められなかったものの,しかし,CBRの導入をきっかけに,保健所に障害者部門の設置やボランティアグループの結成等のエンパワメントの高まりが村の変化として見受けられた。
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