Budget Amount *help |
¥3,360,000 (Direct Cost: ¥3,000,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2008: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
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Research Abstract |
本研究は,高齢者の運動器機能向上のためのトレーニング方法選定のために,バランス機能向上に資する適度な刺激があり,運動実行可能性が高いトレーニング内容を筋電図学的に検討した.検討したトレーニング内容はタンデム歩行,サイドステップ,クロスサイドステップ,後ろ歩行,つま先歩行,かかと歩行であった.解析対象の筋は内側広筋,大腿二頭筋,前脛骨筋,腓腹筋(全て両側)とした.研究対象は,健常成人男性10名であった(20.6±1.1歳).その結果,大腿二頭筋,腓腹筋では筋活動が高い傾向があり,前脛骨筋,内側広筋では筋活動が低い傾向が認められた.バランストレーニングのみの実施では,内側広筋,前脛骨筋の筋力が向上するだけの筋収縮が得られない可能性が示された.したがって,トレーニング方法としては内側広筋,前脛骨筋の筋力向上トレーニングとバランス・歩行トレーニングの併用が高齢者の運動器機能向上のために効果的であることが示唆された.
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