Research Project
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
器官形成を達成するには、細胞動態や組織の変形に応じて、周囲の細胞外マトリックス (ECM) もダイナミックにリモデリングされる必要がある。近年、細胞集団の動態の理解は進んだが、ECMのダイナミクスやその制御メカニズムは殆ど明らかにされておらず、未開拓のままである。その理由は、細胞外に分泌される巨大ECM分子の動態を、3次元組織環境下で長時間ライブイメージングする手法が確立されていないからである。本研究では、マウス器官の発生・再生過程における基底膜の動態やターンオーバーを4次元的に観察できる実験系を構築し、細胞動態とECMの協調的な動的関係性とそれを支える分子メカニズムを明らかにする。