イタリアのCLILによる初等英語教育事例調査研究と日本への応用
Project/Area Number |
24520616
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Research Field |
Foreign language education
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Research Institution | Shiga University |
Principal Investigator |
中村 秩祥子 滋賀大学, 教育学部, 准教授 (00588022)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2014-03-31
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Project Status |
Discontinued (Fiscal Year 2012)
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Budget Amount *help |
¥2,990,000 (Direct Cost: ¥2,300,000、Indirect Cost: ¥690,000)
Fiscal Year 2014: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2013: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2012: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
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Keywords | CLIL / イタリア英語教育 / イタリアCLIL教育 / 英語教育 |
Research Abstract |
本研究は、イタリアの初等英語教育で行われているCLIL(Content and Language Integrated Learning:内容言語統合型学習)による授業について、実態調査研究を行い、日本の小学校外国語活動教育への示唆となるように、問題点や成果を調べ、イタリアの事例紹介とともに、日本での応用を検討することを目的として研究調査を行った。 現在グローバル化に伴い、実際に英語が使えるようになることが必要とされ、日本において外国語活動の早期教育が開始した。しかし、実際に運用能力をつける学習時間として、現在の学校教育のカリキュラムでは時間的制約があり、なかなか充分な言語学習時間を確保することが難しいのが実情である。そのため、言語学習時以外の時に実際に学習言語を使用することで、その言語学習時間を増やすというCLIL学習法の概念が発展し、それをイタリアでは実際に小学校の授業で組み入れているところがある。 そこで、今回イタリアでの実際に行われているCLIL授業を参観し調査を行った。授業見学は歴史の授業でCLIL授業を行っている小学校1校と化学の授業でCLIL授業を行っている高校1校の授業参観をし、担当教員にインタビューをした。またTESOL-Italyの学会に参加してCLIL関連についての情報収集を行った。また、イタリアで長年CLIL教育の研究を行っているベネツィア大学の教授に、主にCLIL教員養成についてインタビューを行った。 これらの調査結果は、JACET関西支部海外の外国語教育研究会と英語英米文学学会片平会で事例紹介とともに口頭発表を行った。また、他国の教員養成の事例を紹介する共同執筆の本として出版する(現在印刷中)。 他に日本の小学校の先生2名とともに日本で現在可能なCLIL授業案を作成し、滋賀大学地域共同研究報告書に掲載した。
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Report
(2 results)
Research Products
(7 results)