研究領域 | 光圧によるナノ物質操作と秩序の創生 |
研究課題/領域番号 |
16H06503
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 大阪大学 (2020, 2022) 大阪府立大学 (2016-2019) |
研究代表者 |
石原 一 大阪大学, 大学院基礎工学研究科, 教授 (60273611)
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研究分担者 |
笹木 敬司 北海道大学, 電子科学研究所, 教授 (00183822)
岡本 裕巳 分子科学研究所, メゾスコピック計測研究センター, 教授 (20185482)
尾松 孝茂 千葉大学, 大学院工学研究院, 教授 (30241938)
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研究期間 (年度) |
2016-06-30 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
58,110千円 (直接経費: 44,700千円、間接経費: 13,410千円)
2020年度: 13,650千円 (直接経費: 10,500千円、間接経費: 3,150千円)
2019年度: 13,650千円 (直接経費: 10,500千円、間接経費: 3,150千円)
2018年度: 10,920千円 (直接経費: 8,400千円、間接経費: 2,520千円)
2017年度: 10,010千円 (直接経費: 7,700千円、間接経費: 2,310千円)
2016年度: 9,880千円 (直接経費: 7,600千円、間接経費: 2,280千円)
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キーワード | 光マニピュレーション / 光物性 / 光有機化学 / 物理化学 / レーザー / 有機光化学 / 有機化学 |
研究成果の概要 |
総括班は、班間共同研究を効果的、有機的に促し、物性物理、光化学、レーザー工学、物理化学、ナノ機械工学、分子流体力学等の異分野に分散する先端的知見と技術を融合させることが出来る新学術領域の枠組みを構築し、分野融合的な新しい学術領域を打ち立てるべく組織的マネージメントを行った。これにより、「他のアプローチでは不可能な物性計測・観測・検出」、「結晶化等の相転移や自己組織化を人為操作することによる(階層的)構造作製手法」、「化学過程を、分子の物理的操作を通して制御する従来にない手法」等が明らかになり、【ナノ物質の「個別・選択的」かつ「直接的」操作の実現】を可視化することが出来た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本領域の成果は、「力学的運動とリンクさせることで微視的特性を探り出す」新しい物質科学上の方法論に加え、「微視的構造まで制御された多様な静的・動的秩序構造実現」への基礎技術、さらに「化学反応制御、分子計測の高度化」など多様な応用技術に結びつくと期待される。また、その展開は、光と物質のインタープレイから生じる様々な現象を対象とした光科学の中でも、光そのものの観測に基礎を置く従来の光科学とは異なる方向への展開となり、新たな開拓領域へ結びつく点でも重要な学術意義を持つと考えられる。さらに得られた成果は、将来のエネルギー技術や創薬技術等に波及していくと期待され、社会的にも大きな意義があると期待される。
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