研究領域 | ナノスピン変換科学 |
研究課題/領域番号 |
26103001
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
大谷 義近 東京大学, 物性研究所, 教授 (60245610)
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研究分担者 |
大岩 顕 大阪大学, 産業科学研究所, 教授 (10321902)
村上 修一 東京工業大学, 理学院, 教授 (30282685)
白石 誠司 京都大学, 工学研究科, 教授 (30397682)
齊藤 英治 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (80338251)
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研究期間 (年度) |
2014-07-10 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
61,620千円 (直接経費: 47,400千円、間接経費: 14,220千円)
2018年度: 15,080千円 (直接経費: 11,600千円、間接経費: 3,480千円)
2017年度: 15,080千円 (直接経費: 11,600千円、間接経費: 3,480千円)
2016年度: 9,880千円 (直接経費: 7,600千円、間接経費: 2,280千円)
2015年度: 9,880千円 (直接経費: 7,600千円、間接経費: 2,280千円)
2014年度: 11,700千円 (直接経費: 9,000千円、間接経費: 2,700千円)
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キーワード | スピン変換 / 拠点形成 / スピン流 / スピンホール効果 / スピンゼーベック効果 / 電磁気的スピン変換 / 光学的スピン変換 / 熱・力学的スピン変換 / スピン変換研究拠点形成 / スピン角運動量 / スピン変換研究 / シナジー効果 / 若手育成 / 情報発信 / 国際共同研究 |
研究成果の概要 |
総括班が主導する班内や班間の連携研究を通じて、スピン変換は、固体・固体界面に留まらず、固体・液体、固体・気体界面にもおよぶ角運動量保存則を基本原理とする普遍的でユビキタスな現象であることが示された。連携研究の成果は高く評価されており、文部科学大臣表彰若手科学者賞3名、文部科学大臣表彰科学技術賞研究部門4名をはじめとする87件の受賞、著名な国際会議での15件の基調講演、501件の招待講演に結び付いている。その他、3つの国際会議の開催を通じて研究分野の国際的な認知度を上げ、国際的なスピン変換連携研究に資する人材育成・研究拠点の形成に結実させた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本領域研究の成果がもたらした意義は次のとおりである。スピン変換関連研究は、もともと個々の研究者が独自に研究を遂行していた理学と工学の新興学際分野であったが、本領域発足を契機にこの分野に関わる研究者が集まり、情報交換しながら研究を進めたことで、本分野にパラダイムシフトをもたらし、次世代の諸学問の基本概念の構築に導いた。さらに新概念創出の起爆剤としてスピン変換(spin conversion)という言葉が国際的にも認知され、通常の国内外の会議でも使われる科学用語になり、融合研究の潮流を作ることができた。
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