研究領域 | ソフトクリスタル:高秩序で柔軟な応答系の学理と光機能 |
研究課題/領域番号 |
17H06374
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 青山学院大学 |
研究代表者 |
長谷川 美貴 青山学院大学, 理工学部, 教授 (70306497)
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研究分担者 |
山中 正道 明治薬科大学, 薬学部, 教授 (10377715)
徐 超男 国立研究開発法人産業技術総合研究所, エレクトロニクス・製造領域, 総括研究主幹 (70235810)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
84,110千円 (直接経費: 64,700千円、間接経費: 19,410千円)
2021年度: 16,510千円 (直接経費: 12,700千円、間接経費: 3,810千円)
2020年度: 16,510千円 (直接経費: 12,700千円、間接経費: 3,810千円)
2019年度: 16,510千円 (直接経費: 12,700千円、間接経費: 3,810千円)
2018年度: 16,510千円 (直接経費: 12,700千円、間接経費: 3,810千円)
2017年度: 18,070千円 (直接経費: 13,900千円、間接経費: 4,170千円)
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キーワード | 希土類錯体 / 界面・薄膜 / 発光機能 / ソフトクリスタル / 構造 / 光化学 / 発光 / 構造解析 / 界面錯形成 / 希土類 / 界面 / 複合体 / 薄膜 |
研究成果の概要 |
本研究は、分子界面の特異性を有するソフトクリスタルの光機能開拓を目的としている。特に、湿式成膜法に依る分子会合体が直線偏光発光を示す。これは、エネルギードナーである光励起による配位子の遷移双極子遷移がアクセプターである金属イオンの発光に関わると言われていた。このことを実験的に証明する成果を得た。 ソフトクリスタルのユニットに一連のヘリカルな希土類錯体の合成とその発光現象と配位子場の歪の関係を説明する系を見出した。例えば、キラルな希土類錯体の合成とその構造解析を行い、円偏光発光性とその凝集した際の増強が明らかになった。 これらは、国際的な学術誌に論文や総説および書籍として広く成果を報告した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
希土類錯体の発光は光励起によるエネルギー移動を経由している。例えば、ソフトクリスタルとして分子薄膜を累積した系は、配位子そのものの遷移双極子モーメントが効率よく金属イオンに転写されることを見出した。このような系は溶液や粉末では相殺されて現れない現象で、学術的に新しい解釈を実験的に示すことができた。 このような、分子レベルの層構造が結晶としてソフトクリスタル現象を示す場合の、原理解明や制御ができれば、新素材へのコンセプト提供となりうる。
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