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子宮体癌治療における黄体ホルモン製剤の作用機構解明に関する研究。

研究課題

研究課題/領域番号 01570916
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 産婦人科学
研究機関筑波大学

研究代表者

西田 正人  筑波大学, 臨床医学系, 講師 (00110875)

研究分担者 石井 哲郎  筑波枝学, 基礎医学系, 講師 (20111370)
研究期間 (年度) 1989 – 1991
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1991年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1990年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1989年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード子宮体癌 / ホルモン療法 / 乳癌 / DMBA誘発ラット乳癌 / 化学療法 / Progestogen
研究概要

1.ラット乳癌の作成.SD系雌ラット60匹にDMBAを経口投与し乳癌を作製した。
2.ラット乳癌の組織所見.ラットに発生した乳癌は高分化型管状腺癌など7種に分類された。粘液染色ではPASよりもAlcian blueの方が陽性率が高かった。
3.ラット乳癌のエストロゲンレセプタ-(ER)、プロゲステロンセレプタ-(PR)の検索.49検体中ERは43検体(87.8%)、PRは34検体(69.4%)で陽性であった。
4.ラット乳癌のヌ-ドマウスへの移植.ラット乳癌を38匹のヌ-ドマウス背部皮下に移植した。生着したのはER、PRが陰性の1腫瘍のみで、陽性腫瘍は移植されなかった。従って、ER、PR陽性腫瘍は移植不能か極めて移植率が低いと考えられた。
5.ラット乳癌の自家移植.ラット乳癌を摘出し、同一ラット或いは同系ラットの皮下に移植した。移植片は速やかに退縮、吸収され移植は成立しなかった。
6.ラット乳癌の組織培養.35回に亘ってラット乳癌の初代培養を行った。上皮性細胞と繊維芽細胞が増殖し、上皮性細胞のクロ-ニングはできなかった。初代培養時に旺盛な増殖を示した細胞も、経代培養すると増殖が著しく低下し、細胞株は樹立されなかった。
7.ヌ-ドマウス移植腫瘍のMPA感受性.唯一移植が成立したヌ-ドマウス腫瘍でMPAの抗腫瘍作用の検討したが、作用は認められなかった。しかしながら、移植腫瘍がER、PR陰性であったため、本来ホルモン感受性を持つ腫瘍がヌ-ドマウス移植時に感受性を失ったのか、もともと腫瘍自体が感受性を持たなかったのかの判定はできなかった。
8.In vitroでのMPA添加実験.初代培養時に安定した増殖を示した細胞を用い、in vitroでのMPA感受性を検討したが、対照との間に差は認められなかった。これはMPAが無効であったというよりも細胞増殖が悪く判定ができないためであった。

報告書

(4件)
  • 1991 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1990 実績報告書
  • 1989 実績報告書

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公開日: 1989-04-01   更新日: 2016-04-21  

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