研究課題/領域番号 |
02303011
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研究種目 |
総合研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
工業物理化学・複合材料
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
諸岡 良彦 東京工業大学, 資源化学研究所, 教授 (70016731)
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研究分担者 |
岩本 正和 北海道大学, 触媒化学研究センター, 教授 (10108342)
山添 昇 九州大学, 総合理工学部, 教授 (40037817)
乾 智行 京都大学, 工学部, 教授 (60025989)
吉田 郷弘 京都大学, 工学部, 教授 (00025933)
御園生 誠 東京大学, 工学部, 教授 (20011059)
大西 孝治 東京工業大学, 資源化学研究所, 教授 (70011492)
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研究期間 (年度) |
1990 – 1991
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研究課題ステータス |
完了 (1991年度)
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配分額 *注記 |
8,200千円 (直接経費: 8,200千円)
1991年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
1990年度: 5,000千円 (直接経費: 5,000千円)
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キーワード | アルカンの活性化 / ヘテロポリ化合物 / 窒素酸化物の分解 / メタンの酸化二量化 / 五酸化バナジウム / フェノ-ル合成 / 水の光分解 / 格子酸素イオン / センサ- / 電極酸化 / ペロブスカイト / メタンの酸化的カップリング / 形状選択触媒 / 半導体ガスセンサ- / NO_Xの分解 |
研究概要 |
2年間にわたり、触媒として多用される複合酸化物の表面機能の向上とその原理を中心に研究を進めてきた。主な成果は次のとおりである。 多元系MoーBi触媒が添加物によりオレフィン酸化の活性、選択性が著しく向上する原理を ^<18>Oをトレ-サ-として解明し、バルク内の格子酸素の移動をキ-ステップとする機能モデルを提出した(諸岡)。環境に有害な窒素酸化物を分解する新触媒プロセスを開発し、その反応機構を明らかにした(岩本、乾)。酸化触媒として多用される五酸化バナジウムの表面構造を明らかにし、さらに、nーブタンを選択的に無水マレイン酸に酸素酸化する触媒系を開発した(吉田、山添)。低温、低圧でアンモニアを合成できるルテニウム触媒で、窒素および水素分子と表面の相互作用を赤外分光により詳細に検討した(秋鹿)。SnO_2の半導性を利用した可燃性ガスセンサ-を開発し、その機能原理を解明して、性能向上を実現した(山添)。チタノシリケ-ト触媒の型状特性を利用し、特定の構造をもつアルコ-ルのみ選択的に酸化する触媒を開発した(辰己)。各種ヘテロポリ化合物の触媒特性を総合的に検討し、多くの新しい触媒反応への適合性を明らかにした(御園生)。酸水素反応の燃料電池を解媒反応と組合せて、一段でベンゼンからフェノ-ルを合成する新反応を発見した(大塚)。酸素の拡散膜を利用し、選択的なメタンの酸化カップリングによるC_2炭化水素の合成に成功した(藤元)。層状化合物を利用した新触媒により、水の光分解反応の効率を飛躍的に増加させた(堂免)。ゼオライトに担持した銅触媒の窒素酸化物分解機構を、詳細に検討した(安保)。 上記のごとく、酸化物の触媒作用を中心に、その機能の向上を目的とした多くの新しい知見を得ることができた。
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