研究課題/領域番号 |
02404013
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研究種目 |
一般研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
機械工作
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
水島 昭二 東京大学, 応用微生物研究所, 教授 (50013313)
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研究分担者 |
内田 欣哉 東京大学, 応用微生物研究所, 助手 (60013330)
松山 伸一 東京大学, 応用微生物研究所, 助手 (50183108)
徳田 元 東京大学, 応用微生物研究所, 助教授 (40125943)
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研究期間 (年度) |
1990 – 1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
31,500千円 (直接経費: 31,500千円)
1992年度: 8,200千円 (直接経費: 8,200千円)
1991年度: 9,800千円 (直接経費: 9,800千円)
1990年度: 13,500千円 (直接経費: 13,500千円)
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キーワード | タンパク質の分泌 / タンパク質の膜透過 / SecA / SecY / SecE / SecD / SecF / 再構成 / プロトン駆動力 / 大腸菌 |
研究概要 |
1.SecAタンパク質の構造と機能:NMRを用いてSecA上では前駆体タンパク質は伸びた構造をとること、疎水領域中の特定のアミノ酸側鎖がSecAの近傍にあることを明らかにした。またSecAの結晶化に成功した。 2.SecEタンパク質の機能:SecEのC末端部分のうち膜内部分が特に機能上重要であることを明らかにした。 3.SecYタンパク質の機能:SecYの全領域が活性に関与していること、SecYが膜透過にともなうプロトンの対向輸送に関与していることを示唆する結果を得た。またSecYの大量精製に成功した。 4.SecD,SecFタンパク質の機能:SecDはタンパク質の膜透過後放出に、SecFがSecDアッセンブリーに関与していることを示した。 5.再構成系の活用:再構成系を用いて分泌に関与する新膜タンパク質を発見し、SecGと名付けた。 6.シグナルペプチド各ドメインの役割:モデル分泌型タンパク質を用いてシグナルペプチドN末端の正荷電領域がSecA、膜リン脂質との相互作用で重要であることを示した。 7.膜透過される分子の構造特性:非ペプチド結合性部分を成熟体領域にもったタンクパク質でも膜透過しうることを発見した。 8.以上の成果をもとに分泌型タンパク質の膜透過の分子機構のモデルを提示した。
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