研究課題/領域番号 |
02452206
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
交通工学・国土計画
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
河上 省吾 名古屋大学, 工学部, 教授 (60023058)
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研究分担者 |
磯部 友彦 群馬大学, 工学部, 助教授 (40135330)
森川 高行 名古屋大学, 工学部, 助教授 (30166392)
土井 健司 名古屋大学, 工学部, 助手 (10217599)
林 良嗣 名古屋大学, 工学部, 助教授 (00133091)
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研究期間 (年度) |
1990 – 1991
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研究課題ステータス |
完了 (1991年度)
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配分額 *注記 |
5,300千円 (直接経費: 5,300千円)
1991年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1990年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
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キーワード | 交通・活動関連分析 / 交通調査 / 活動日誌調査 / スケジュ-ル |
研究概要 |
交通需要予測において人の交通行動を交通時間や費用という従来の交通選択因子より、むしろ、活動の実施時刻、活動構成、活動の消費時間、連結状態やそれぞれの制約といった、スケジュ-ルのより根源的な決定構造の正確な把握が必要となっている。このような詳細な交通行動デ-タを収集するためには、新しい調査方法を開発する必要がある。本研究では、人の活動に影響を与える諸要因の性質を明らかにし、交通・活動関連分析の枠組みを構築するために必要な調査方法を検討した。 まず、インタビュ-形式による交通・活動スケジュ-ル形成行動の調査方法について検討し、被験者に対して活動を実施した理由等までも質問する調査を実施した。この方法は、被験者の実施した多様な活動や交通行動に対して調査員が臨機応変に対応して質問するものである。その結果、従来の調査方法では得られなかった活動実施の理用等を把握することができた。 次に、活動日誌形式による交通・活動スケジュ-ル形成行動の調査方法について検討した。人の行動にはかなり以前から予定をたてる行動もあれば、突然に実施せざるをえない行動もある。各人にとって最も望ましい行動をしているかどうかを考察するために、行動の予定段階とその実施結果との双方を調査する方法を検討した。交通・活動スケジュ-ルは4週間前と1週間前とを比べても大きな相違はないことから、キ-活動(1日の交通・活動スケジュ-ルの決定に重要な役割を持つ活動)の予定は、ほぼ1ヶ月前から推定できるといえる。また、4週間前に決定されている活動には、拘束性の高いキ-活動が多く、自由度の高い活動は、1週間前においてもほとんど決定されていないことがわかった。
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