研究課題/領域番号 |
02454221
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
内科学一般
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研究機関 | 福島県立医科大学 |
研究代表者 |
粕川 禮司 福島県立医科大学, 第二内科, 教授 (80045632)
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研究分担者 |
菅野 孝 福島県立医科大学, 第二内科, 助手 (60234168)
宮田 昌之 福島県立医科大学, 第二内科, 助手 (40219788)
西間木 友衛 福島県立医科大学, 第二内科, 助教授 (00128555)
西間木 友樹 福島県立医科大学, 医学部, 助教授
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研究期間 (年度) |
1990 – 1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
4,200千円 (直接経費: 4,200千円)
1992年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1991年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1990年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 肺高血圧 / 膠原病 / 抗カルジオリピン抗体 / von Willebrand因子抗原 / 抗nRNP抗体 / モノクロタリンラット肺高血圧 / サイトカイン / 血管内皮細胞 / 肺高血圧症 / IL-1 / TNF / IL-6 / 肺胞マクロファージ / 細胞接着 / ラット肺高血圧 / ILー6 / ILー1 / BraU陽性細胞 / プロスタグランディンE_1 / プレドニソロン / シクロホスファミド / 内皮付着細胞 / モノクロタリン肺高血圧症 / CD_8^+11b^+細胞 / 肥満細胞 / Brd U / 右室肥大 |
研究概要 |
1.肺高血圧を有する膠原病患者23例につき、抗カルジオリピン抗体陽性12例中、10例は肺動脈圧中間圧が25mmHg以上であった。一方、抗体陰性11例中1例のみが、25mmHg以上の圧を示した。 2.肺高血圧陽性の混合性結合組織病患者5例の血清中von Willebrand因子抗原の平均値は261.8%と非合併例21例の146.1%および健常人の100%より高値であった。慢性関節リウマチにおいても、血管炎のある例(7例)での抗原は369.3%となし例(37例)の169.4%より高値であった。 3.抗nRNP抗体ないしは抗カルジオリピン抗体陽性膠原病患者血清中には培養血管内皮細胞に結合するIgGが認められた。 4.抗nRNP抗体陽性混合性結合組織病患者血清中には、培養ヒト血管内皮細胞と健常ヒトT細胞との接着を亢進させる因子の存在が認められた。この因子はIgMとIgGの中間画分およびアルブミンより低分子画分に認められ、抗nRNP抗体や抗カルジオリピン抗体とは異なる物質と考えられた。 5.モノクロタリン誘発肺高血圧ラットの肺胞マクロファージの培養上清は培養ヒト血管内皮細胞の増殖を抑制した。この上清中にはIL-1(0.65u/ml,対照0.01)TNF(9.58mu/ml,対照0.23),IL-6(4.88u/ml)の産生亢進が認められた。 6.ヒトIL-1,TNF,IL-6は培養ヒト血管内皮細胞の増殖に影響を及ぼさなかったが、ラット肺fibroblastの増殖を亢進させた。
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