研究課題/領域番号 |
02650330
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
コンクリート工学・土木材料・施工
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
福田 正 東北大学, 工学部, 教授 (40005385)
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研究分担者 |
武山 泰 東北大学, 工学部, 助手 (20207012)
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研究期間 (年度) |
1990 – 1991
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研究課題ステータス |
完了 (1991年度)
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配分額 *注記 |
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1991年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1990年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | アスファルト舗装 / 破損遷移 / マルコフ確率 / 舗装管理システム / 動的計画法 / 破損遷移モデル / 信頼性解析 |
研究概要 |
道路舗装の技術は新設からその維持管理の技術に移行しつつある。特に舗装の挙動を長期的に予測し、最適な維持管理システムを確立することが必要とされている。舗装の破損遷移モデルは、この舗装管理システムの中枢機能を持つものである。 アスファルト舗装は交通供用に伴う路面破損の遷移の変動が大きい。したがって、その破損遷移モデルはその変動特性を表現できる確率モデルであることが望ましい。そこで本研究においては、道路管理における路面性状調査デ-タを利用してデ-タファイルを作成し、経年的な舗装路面の破損の進行をマルコフ確率理論に基づくモデルによって表現する手法を開発した。 路面性状調査デ-タは、デ-タ間の時系列的な関連性が不明の場合があること、また特定の属性に関するデ-タ数が不足することなどの問題がある。本手法によれば、利用できるデ-タを基に確率関数を適用して破損遷移に関する情報量を補完することができる。 アスファルト舗装の挙動は寒冷地と温暖地で大きく相違する。そこで、寒冷地については建設省東北地方建設局管内の国道に関するデ-タを,また温暖地については九州地方建設局管内のデ-タを用い、寒冷地、温暖地それぞれについて破損遷移モデルを構築すると同時に、両者の破損遷移特性の比較を行った。さらに動的計画法(DP)により修繕計画の経済性を評価するシステムについても検討を試みた。
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