研究課題/領域番号 |
03241209
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 長岡技術科学大学 |
研究代表者 |
青山 安宏 長岡技術科学大学, 工学部, 教授 (00038093)
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研究分担者 |
戸井 啓夫 長岡技術科学大学, 工学部, 助教授 (90126475)
小林 健二 長岡技術科学大学, 工学部, 助手 (40225503)
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研究期間 (年度) |
1991
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研究課題ステータス |
完了 (1991年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1991年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | 核酸 / 核酸の開裂 / ニッキング / プラスミドDNA / 金属錯体 / 活性酸素種 |
研究概要 |
プラスミドDNAは金属イオン(例えばCu^<2+>)の存在下、化合物1により容易な開裂をうける。この反応には、金属イオン、イミタゾ-ル基および水酸基対が必須であり、参照化合物2、3は不活性である。また、この反応はSOD、カタラ-ゼ,DMSOのような活性酸素種の捕捉剤により阻善される。一方,Cu^<2+>は1のイミダゾ-ル基に配位し、ビスレゾルシンの水酸基対により自動還元されることが示される。このような知見から、本反応はラジカル機構で進行していることが強く示唆される。すなわち、還元により生じたCu^+と酸素との反応により発生した酸素ラジカル種が核酸を酸化的に開裂するものである。ところで、酸化還元性を示さないLa^<3+>なZn^<2+>もこの反応に弱いながらも活性を示す。この場合にはリン酸ジエステル結合の加水分解機構が示唆されるが、この確認は今後の重要課題である。
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