研究課題/領域番号 |
03451014
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
心理学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
大村 彰道 東京大学, 教育学部, 教授 (60037041)
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研究分担者 |
遠藤 利彦 聖心女子大学, 文学部, 講師 (90242106)
秋田 喜代美 立教大学, 文学部, 講師 (00242107)
山地 弘起 放送教育開発センター, 助教授 (10220360)
馬場 久志 帝京大学, 文学部, 講師 (30208714)
竹綱 誠一郎 学習院大学, 文学部, 助教授 (90188201)
河原 哲雄 東京大学, 教育学部, 助手 (30251424)
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研究期間 (年度) |
1991 – 1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
4,100千円 (直接経費: 4,100千円)
1993年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1992年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1991年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
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キーワード | 談話分析 / 概念学習 / 言語理解 / 言語発達 / 文章理解 / 音楽心理学 / プライミング / 語彙獲得 / 音楽認知 / 物語理解 / 動機づけ / 自己決定感 / 授業研究 / 問題解決 / 算数学習 |
研究概要 |
1.小学校3年生の社会科の授業中の発言を分析した。教師の発言は、生徒の発言に対して、肯定も否定もしない中立的な発言が多いのに対し、生徒の発言は、肯定的発言が一番多く、次に否定的発言、中立的発言の順であった。さらに詳しく、発言の種類の分類も試みた。 2.プライミング法を用いて、俳句の検索過程を調べた。俳句は、やはり575の塊で記憶内に貯蔵され、575の系列に従って検索されることがわかった。 3.概念獲得研究の最近の動向を、実験心理学的研究、機械学習研究、概念発達研究の3つの観点から概観した。 4.記憶や知識利用、言語理解の研究のために、多義語を用いた先行研究を概観し今後の研究課題を探った。複数アクセスモデルと選択アクセスモデルが従来から重視されていたが、複数語義の活性化や、文脈に敏感なアクセス、頻度に依存した語義選択などを含んだハイブリッドモデルが必要であり、またコネクショニストモデルも重要であることが明らかになった。 5.認知と情動との関係を調べる一つの試みとして、音楽において期待からの逸脱が情緒的反応に及ぼす影響を研究した。適度に期待から逸脱した場合に、情緒反応が最大になるという逆U字型の関係が発見された。 6.大学生の抱く学習観について調べた。遂行志向型、課題志向型、過程志向型という3種類の学習観があることがわかった。 7.Bowlbyの内的作業モデルと愛着の研究を概観し、今後の研究方向を提案した。 8.子どもが物の名(ラベル)をどのように学習していくのか、言語知識の発達を調べた。
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