研究課題/領域番号 |
03555072
|
研究種目 |
試験研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
情報工学
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
坂内 正夫 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (30107370)
|
研究分担者 |
全 炳東 東京大学, 生産技術研究所, 助手 (20216568)
|
研究期間 (年度) |
1991 – 1992
|
研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
|
配分額 *注記 |
10,600千円 (直接経費: 10,600千円)
1992年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
1991年度: 7,100千円 (直接経費: 7,100千円)
|
キーワード | 図面処理 / 図面コンパイラ / モデルベースビジョン / データベース獲得 / 地図 / 設計図 / 空間データ構造 / ルール学習 / 図面デ-タベ-ス / 図面認識 |
研究概要 |
本研究では、移植性の高い純ソフトウェアベースの高性能な図面認識プログラムを半自動的に合成する開発支援システム(図面理解コンパイラ)を開発することを目的とする。この目的に沿って、以下に記載の具体的成果を得た。 (1)状態遷移図を用いた多目的図面処理システム(図面コンパイラI)提案と実現:図面理解プロセスを状態遷移モデルに基づいて実現する多目的性のある方式を提案し、C言語とProlog言語、合計約6,500行の試作システムを実装し、実験システム上で、手書き線図形、各種地図、簡単な機械設計図の多種の図面について、対象依存部の記述の容易さと、認識結果の評価を行い、有効性を実証した。 (2)オブジェクト指向型モデルを用いた汎用図面認識システム(図面コンパイラII)の提案と実現:図面コンパイラの結果の水準が不十分な場合に対処するため、オブジェクト指向型モデルの入れ替えによって対象に対する多目的性を実現する新しい方式を提案し、Prolog 5,000行、C言語7,000行からなるシステムを実装し、機械設計図、金型図、間取り図等の多数の図面を対象に認識実験を行い、方式の有効性を実証した。 (3)多様な図記に現われる膨大な図形データを効率よく管理するためのデータ構造として、2種の高能率な図形データ管理構造を創案し、いずれも実験によりその有効性を実証した。図面コンパイラシステムで必要な、認識ルールを獲得するため正の例、負の例を与えて自動的に学習させるシステムを開発した。
|